波形入力チャネルはアンプによってバッファされています。 プログラマブル利得オプションを取り付けると、利得は個別にx1、x2、x5、またはx10にソフトウェアによって設定できます。 この後、チャネルはマルチプレクサを経由してADC(アナログ・デジタル変換器)に入力されます。 入力サンプル・ホールドがADCチップに組み込まれています。 ADC により入力電圧が約 0.5 マイクロ秒で 16 ビットのデジタル値に変換され、チャンネルの変更にさらに 0.5 マイクロ秒を要するので、単一チャンネルの最高速度は 2MHz ですが、マルチチャンネルの取得の場合には 1MHz まで下がります。 2つのチャネルを同時にサンプリングすることはできません。
標準Power1401には16個の波形入力チャネルがあります。 フロント・パネルのADC入力BNCコネクタから8チャネルが使用でき、 さらにリアパネルのアナログ拡張Dソケットから8チャネルが使用できます。 これらのチャンネルの通常の作動入力範囲は、±5 ボルトまたは ±10 ボルトで、ソフトウェアで選択可能です。これらの入力を BNC に変えるために、ブレークアウト・ボックスを利用できます。これらの全チャンネルの通常の作動入力範囲は、±5 ボルトまたは ±10 ボルトで、ソフトウェアで選択可能です。
フロント・パネルの波形入力チャネルにはそれぞれ黄色のLEDがあります。 これらのLEDランプはソフトウェア・コマンドによって制御され、 チャネルが使用中になるとランプが点灯します。
フロント・パネルにトリガ入力があります。 これは、ADC変換を開始する外部信号としてソフトウェアによって設定できます。 ADC外部変換入力は、リア・パネルのイベントDソケットの6番ピンにも接続されています。 通常、変換は信号の立下りで起動されます。 変換時間を外部イベントによって決定するとき、 例えば回転マシンの位相に対して変換を同期したいときに、外部変換信号を使用します。 内部トリガモードで動作するときは、ADCは通常、クロックの1つによって設定される固定レート でサンプリングします。
トリガ入力でアクティブ・エッジ遷移を検出すると、トリガ入力LEDが点灯します。 このLEDは、静止状態のときにオンまたはオフになるようにソフトウェアによっ て設定できます。
波形チャネルの入力インピーダンスは通常 1MΩです。 波形入力には、低インピーダンス源(100Ω以下)を接続するように考えられています。ほとんどのアンプの出力は問題ありません。 最大(非破壊)入力電圧レンジは±15Vです。 入力に過電圧を加えると、入力バッファ・アンプが破損する可能性があります。
システムの精度およびノイズ:フルスケールの0.05% ±1.5 ビット。
入力電圧は65536個のレベル(16ビット精度)に分解され、各ステップは約150µVです。範囲外の電圧を入力すると正しい出力値が得られなくなるので、避けてください。 オプションで、8波形入力に対してプログラマブル ゲイン、x1、x2、x5、x10 が付けられます。
フロント・パネルのトリガ入力はインライン過電圧保護を持っており、±40V範囲(絶対最大)の信号を入力できます。 この入力は内部的に100KΩの抵抗で+5Vに保持されており、入力ヒステリシスを持っています。 すなわち、立下りスレッショルド電圧は0.95Vに設定され、立上りスレッショルド電圧は1.2Vに設定されています。 この入力を引き下げるには、駆動デバイスは50µAシンクできなければなりません。 トリガ入力を駆動するパルスの長さは1µs 以上必要です。
リア・パネルADC外部変換入力はTTLおよびスイッチ閉鎖信号に応答し、内部的に10kΩの抵抗を経由して+5Vに保持されています。 入力パルスの長さは1μs 以上必要で、 低レベルは0.8Vより低くないと検出を保証できません。 この入力は100Ωシリーズ抵抗によって保護され、ダイオードで +5V とグラウンドにクランプされています。安全範囲は0〜5Vです。 通常、変換は立下りによって起動されます。 スイッチによって立下りで起動するようにもできます。
Power1401には4つの波形出力チャネルがあります。 そのうちの2つはフロント・パネルのBNCコネクタとして用意されておりDAC 出力(デジタル・アナログ変換器)という名前が付いており、残りの2つはリア・パネルのアナログ拡張Dソケットとして用意されています。これらの出力を BNC に変えるために、ブレークアウト・ボックスを利用できます。
DAC 波形出力は、範囲±5 V で約 150 µV 刻み、範囲 ±10Vで約 300 µV 刻みの電圧を作成します。
DACはプログラムによって、外部信号(リア・パネルのイベントクロックF入力またはフロント・パネルのトリガ入力)に従って更新し、更新レートを外部装置に同期するように設定できます。 複数チャネルの波形を出力するときは、 Power1401をプログラムしていくつかのDACを同時に更新できます。 最大更新レートは400kHzです。
フロント・パネルの波形出力チャネルにはそれぞれ黄色のLEDがあります。 チャネルが使用中になると、LEDが点灯します。
波形出力は600Ω以上のインピーダンスの駆動負荷用に設計されており、ショートしても壊れないようになっています。 完全な精度を得るためには、負荷は5kΩ以下にはしないでください。
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