入力クランプ・オプションは、刺激が1902アンプの入力段に過負荷をかける場合に、 トリガ化対象刺激と一緒に使用するために設計されています。 このような過負荷は電気的な損傷をもたらすものではありませんが、アンプは過負荷がかかると正常な動作を取り戻すまでに数秒間かかることがあり、刺激に対して高速対象応答を測定することが困難になります。
クランプ機能が有効に働く刺激のタイプとしては、高速磁界変化や電気的(体性感覚の)パルスなどがあります。
1902の低ノイズEEG入力はそのクランプ解除形式では、この種の刺激を扱う場合、 他の市販の隔離アンプと同等またはそれ以上の性能を示しています。 実験的状況、たとえば脳への磁気刺激中にEMG記録を手からとるような状況では、一般的にクランプは必要ありません。ただし、 非常に高速な応答(たとえば刺激後2〜10ms) を測定しなければならない場合、あるいは頭部への刺激中に顔面から記録を取らなければならない場合は、入力クランプ機能を使うと、アンプ入力が飽和するのを防止し、これらの記録を取ることができます。
クランプ入力は、隔離電極入力時に動作する特別なスイッチング回路を持っています。このスイッチはタイミング・ユニットにより開いたり閉じたりします。 タイミング・ユニットはTrigger2フロント・パネル入力から印加したトリガ・パルスによってトリガされます。
タイミング・ユニットは0.5〜14msの範囲のパルスが生成できます。パルス長は、ソフトウェアで選択した入力源で決定されます。Trigger2入力の立上り端を受け取ると、タイミング・ユニットは指定長のパルスを1つ生成します。 このパルスがスイッチを動かし、スイッチが入力アンプから電極入力を切り離し、そのかわりに低抵抗経由の信号電極入力を共通電極に接続します。
これと同時に、アンプ入力はローカルの信号源に接続されます。通常これは接地ですが、入力信号を低パス・フィルタを通したものでもかまいません。タイミング・パルスの長さの期間中、入力は、 接地にクランプされて現れるか、あるいは直前の数ミリ秒間の入力の平均値にクランプされて現れます。タイミング期間が終わるときに入力はクランプ解除され、 アンプは入力の新しい値を表す状態にジャンプすることになります。
他の増幅器と一緒に使用できて同じ機能を有する自立型ボックス、 model 2804, には、クランプ・オプションが 4 チャンネルであるバージョンがあります。
CED 2804 ユニットは、表面電極と電極増幅器との間で使用するように設計されています。その目的は、過範囲電圧や磁気誘導のアーチファクトなどの予測できる大きな入力偏位を制限することです。 これらは制限されない場合、増幅器で過負荷や飽和状態を起こします。このユニットは、同時にクランプされる絶縁差動チャンネル 4 対を備えています。
回路をクランプするには、ユニットで TTL(デジタル)トリガー信号を CED 1401 またはパルス生成装置などの外部機器から受けることが期待されます。トリガーが検出されると、トリガー・パルスの継続期間クランプが働きます。 これは、自動時間計測の 1902-4 のクランプ・オプションと対照をなしています。異なる電極構成や試験条件に対応する、選択可能な操作モードがあります。
ユニットは研究機器として販売されており、EN 60601-1 を満足するように設計されています。しかしながら、CED 2804 が意図された用途の種類に適用できる、追加の安全要件に準拠していることを確認するのはユーザの責任です。
イギリスで登録済み: 00972132
登録事務所:
VAT: GB 214 2617 96
プロデューサー登録番号: WEE/BD0050TZ
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