デジタル入力と出力

Micro1401

Power1401は、リア・パネルのDコネクタに完全16ビット・デジタル入力および出力を持っており、それぞれデジタル入力およびデジタル出力というラベルが付けられています。 ビットは、1つずつ読み書きすることも、 下位バイトまたは上位バイトずつ、あるいはワード単位で読み書きすることもできます。 上位バイト出力のビット0と1はフロント・パネルのデジタル出力にも接続されており、ソフトウェアによって有効になっていると、 上位バイトの入力0と1はフロント・パネルのイベント入力から供給されます。

入力の上位バイトは、状態変化（すなわち何らかのビットの変化）の検出とタイミングのためにプログラムできます。 デジタル出力はクロック2によってゲートでき、クロック2の刻時によって更新できます。 デジタル出力は通常永久的に有効になっていますが、いずれのバイトもソフトウェアによってトライステート・オフにできます。 これは、出力ソケットの11番ピンでも制御できます。 11番ピンを接地すると、両バイトとも無効（すなわちトライステート・オフ）になります。11番ピンを高位または切断すると両バイトとも有効になります。

デジタル I/O LEDランプ

フロント・パネルのイベント入力LEDは、アクティブ・エッジ遷移を検出すると点滅します。 静止状態はソフトウェア・コマンドで設定されます。 フロント・パネルのデジタル出力LEDは単にビットの状態を示すもので、 ビットがセット（高位）されると点灯します。

技術詳細

フロント・パネルのデジタルI/Oはコモンモード・フェライト・チョークを通して接続されるので、EMI放射を防止できます。 出力は74ACT374を通してバッファされ、このチップは24mAをソースまたはシンクできます。

無接続のデジタル入力は値1をとり、内部的に4k（リア・パネル）または100k（フロント・パネル）で+5Vに引き上げられています。 入力電圧が2.0Vを超えると、論理値1となります。 論理値0になるためには、入力は少なくとも1µs間は0.8Vより低くならなければならず、これには約1mA（リア）、50µA（フロント）を使います。