2024年1月 |
10.20a |
新しくなった箇所
- AlphaOmega file importerが更新され、最近使用したファイルのゲイン設定を扱えるようになりました。
修正された箇所
- Real numberフィールドを定義する際のユーザーダイアログで表示される有効数字の数が、DlgReal()スクリプト・コマンドで指定された数よりも多くなることがありました。
- A backwards active cursor search of a waveform channel stored in a 32-bit .smr file could report a position one point before the start of the search range, which would fail the search.
- During sampling to a 64-bit .smr file, a backwards active cursor search of a waveform channel could report the wrong position.
- Signal Conditioner changes made during sampling now always take effect when you click Apply. Previously they could be deferred.
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2023年12月 |
10.20 |
新しくなった箇所
- Spike2がデータのサンプリング時のシステムシャットダウン要求を拒否するようになりました。
- 複数種の信号変換器を使用している場合でもオンラインでコントロールダイアログを開けるようになりました。
- 64文字を使用するためのスペースを作ることで、RealMarkチャネルを使用している複数のTalkerが複数の項目に対してそれぞれTitlesとUnitsを生成できるようにしました。
- Sampling configurationコマンドが強化され、より簡単にTalkerチャネルが追加できるようになりました。
- Talkerに対して強制的にAlways loadを実行するSampling configurationオプションを新たに追加しました。SampleTalker()スクリプト・コマンドを拡張し、本機能をサポートしています。
- Talkerの時間ドリフトの追跡に対する反応が向上しました。
- Talkerチャネルに適用されるReal-Time処理にSampling configurationの記録が対応するようになりました。
- 再生波形エリアに関連するコメントを追加できるようになりました。これは、Play waveツールバーのツールチップとして使用されます。コメントが設定されていない場合は、エリアKeyと波形ソースがツールチップになります。スクリプトでは、新しいPlayWaveComment$()コマンドがこれに相当します。
- RealMarkチャネルを各データ項目の波形として複製するコンテキスト・メニューコマンドによって、複製チャネルの表示が最適化されるようになりました。
- Sampling Configuration->Channelsタブにおいて、Ctrl+DuplicateとDuplicate Nダイアログを使用して、(タイプに関係なく)Talkerのすべてのチャネルを設定に追加できるようになりました。
- 複数の項目がそれぞれ独自のタイトルとユニットを持つ RealMarkチャネルからResult viewを生成する場合、新しいResult viewは、すべてのタイトルとユニットではなく、該当するチャネルの現在のタイトルとユニットを取得するようになりました。
- SampleChanInfo(chan%, 4)を使用して、Talkerチャネルで波形レートを返すようになりました。以前は0を返していました。
- Measurement to XYとMeasurement to a channelダイアログで、Gap startとGap end検索モードが使用できるようになりました。
- MeasureToChan() スクリプト・コマンドに、Marker または RealMark チャネルで測定する時のマーカー・コードを設定するフィールドが追加されました。
- EditメニューのPreferencesオプションにあるMaximum numeric accuracyが、Result viewとXY viewだけでなく、Time viewにも適用されるようになりました。
- データをコピーまたはエクスポートする際にRealWaveデータで使用されている小数点以下の桁数が、チャネルのScale factorによって設定されるようになりました。これまでは常に6でした。
- ADI file importerは、テキストファイルに保持されている正規表現とコメントのマッチングに基づいて、コメントにマーカー・コードを適用できるようになりました。
- Heka file importerが、浮動小数点値を保持するデータファイルをインポートできるようになりました。また、必要な補助データファイルが見つからない場合には、進捗ダイアログにファイル名を表示するようにもなりました。
- レジストリエントリは存在しないものの、実際には存在するCOMポートを検出し、COMポートのドロップダウンリストに表示されるようにしました。
- Spike2の文書ファイルや設定ファイルをMicrosoft OutlookからSpike2にドラッグできるようになりました。
- Sampling タブにおいてEditメニューのPreferencesオプションが追加され、保存せずに閉じられたデータファイルのRecycle binへの最短移動期間を設定できるようになりました。
- FileClose()スクリプト・コマンドに新しいflags%引数が追加され、保存されてないTimeビューのRecycle binへの移動を防げるようになりました。
修正された箇所
- 1つのビューに複数のInfoウインドウを添付すると、Spike2がクラッシュすることがありました。
- Info Settingsダイアログの記録時に、機能しないコードが生成されることがありました。
- ChanIndex()コマンドを記録する際に、チャネル変数ではなくチャネル番号を使用していたため、生成されたスクリプトの有用性を低下させていました。
- TalkerのDrift informationをサンプリングした際、最初に計算された Slope項目が負の無限大値を保持していました。
- サンプリング中に1902信号変換器の入力選択を変更しても、使用可能なゲインリストとオフセット範囲が更新されていませんでした。
- mode%引数に6、7、11または12(MeanモードとInstantaneous frequencyモード)を設定してChanValue()スクリプト・コマンドを使用すると、要求されたモードによって示された値ではなく、チャネルに設定されたBeats Per Minute値を用いた測定が行われていました。
- 長時間記録された.mp4ビデオファイルをビデオ開始から数時間を超えて再生することができませんでした。この問題の原因となっていた他社製のコンポーネントを修正し、30時間以上のビデオの再生を実証しました。
- Measurements to a data channel ダイアログの Codeフィールドが何の効果も持っていませんでした。
- 不適切なフォーマットが行われたビデオファイルをマルチメディア・レビューのために開くと、Spike2 がクラッシュすることがありました。
- VirtualChan(chan%,0{,expr$})スクリプト・コマンドは、エクスプレッションが無効な場合でも常に0を返していました。
変更された箇所
- ビューのスイープカウントがゼロ以外の時だけでなく、Result viewビューにおいては常にEditメニューのClearコマンドが有効になりました。
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2023年6月 |
10.19 |
新しくなった箇所
- アクティブ・カーソル検索とChanSearch()スクリプト・コマンドに2つの新しい検索モードが追加され、波形チャンネルのGapsの開始と終了の検索と、最小ギャップ持続時間で定義されたイベントチャンネルのギャップの検索を実行できるようになりました。
- アクティブ・カーソル検索が失敗し、Position if search fails フィールドがカーソル位置の設定と検証に使用されると、カーソルラベルに * が付加され、その位置が検索に成功した結果でないことを示すようになりました。
- アクティブ・カーソル検索を記録するようになりました。これまでは、記録オプションを有効にしても、これらのアクションはスクリプトとして記録されていませんでした。
- 仮想チャンネル・エクスプレッションの一部として、仮想チャンネルが波形やレベルイベント・チャンネルのデータ・レベルを参照できるようになりました。
- Time of Day軸モードにおいて、ファイル記録を開始した日付がx軸の左下に表示されるようになりました(軸のTitleが有効な場合のみ)。
- c3dインポーターが、65535フレームを超えるファイル、DECシステムに加えて古いSGI/MIPSシステムで生成されたファイルを扱えるようになり、また非標準ヘッダーを持つファイルに対してもより寛容になりました。ファイルヘッダーにある最大18個のマーカーから任意のマーカーをインポートすることもできます。
- テキストベース・ビューで選択されたテキストが、ビューがアクティブでない時でも同じ色で表示されるようになりました。これまでは選択色が変更され、濃いグレーで表示されていました。
- 新しいViewメニューのX Axis Extra Timeコマンドと新しいViewExtraTime()スクリプト・コマンドにより、x軸を現在のサンプル時間より延長できるようになりました。
- 現在のサンプリング時間よりも、スクリプトから書き込まれた波形データの方が長い場合でも、サンプリング中に波形データが表示されるようになりました。これにより、サンプリング波形と同じ軸上にトレーニング波形を容易に表示できるため、(例えば)ユーザーが力の分析結果の再現を試みることができます。
- SampleText()スクリプト・コマンドは、オプションとして現在のサンプリング時間よりも長い時間であってもTextMarkデータを書き込むことができるようになりました。また、値の配列の代わりに、整数値でマーカーコードを受け取ります。
- サンプリングごとに異なるハードウェア機器に接続できるトーカーにおいては、ドリフト設定をハードウェア機器ごとに分けて保存することができます。
修正された箇所
- Talkerが急に停止してもSpike2がその切断に反応しなかったため、接続の復旧が困難でした。
- x軸の描画モードをTime of DayからSecondsに変更した場合、カーソルラベルによって表示される時刻がファイルの先頭からの秒数ではなく、Time of Dayの秒数で表示されていました。次回の更新からこの表示が正しくなります。
- Save Channelダイアログのアクションを記録した際に、ソースチャンネルが正しく記録されていませんでした。
- Save Channelダイアログにおいて複数のソースチャンネルが選択された際に、Write channel(s)フィールドからSelect channelオプションが削除されていませんでした。
- 最近リリースされたSpike2において、c3dインポーター(モーション・キャプチャ・システムで使用)が壊れていました。
- 10個以上のCOMポートが存在する場合、CED 1902やAxon CyberAmpの信号変換器が動作しませんでした。
- サンプリングが停止すると、x軸にはサンプリングが実行された時間を表示するよう設定されていました。オンライン・スクリプトがその時間範囲を超えてデータを書き込んでいた場合、データファイルを閉じて再度開くまでその超過分を確認することができませんでした。
- XY Draw modeダイアログにおいてAll Channelsが-1ではなく、0と記録されていました。
- Binary file importerでチャンネル数を増やすと、プログラムがループにはまり、エラーが表示されていました。
- ADIファイル・インポーターによってコメントの位置がおかしくなることがありました。
- インポートされたファイルにおいて、4番目のファイルコメントの先頭が偽の行末文字で始まっていました。
- FileメニューのLoad Configuration...オプションにおいて、サンプリング中に以前のファイルを読み込むオプションが無効になっていませんでした。
- Talker->Info...ダイアログにおいて、Clock drift rateの値がms/sで表示されていますが、s/sの単位が使用されていました(よって値が1/1000になっていました)。
- サンプリング中にSampleメニューを開くと、開いていたSignal Conditionerダイアログが閉じてしまっていました。
- サンプリング中にDigitimer D360R Conditionerのコントロールパネルを使って設定を変更すると、変更内容が消えてしまうことがありました。
- X Axis Dialogを使ってX Axisの単位を秒からミリ秒に変更すると、軸の表示値が1000倍大きくなっていました。
- ViewTrigger(0,...)スクリプト・コマンドで、Paged表示モードが設定されていませんでした。
- Spike2の10.18バージョンのSerialRead()に変更を加えたことで、ターミネーターが文字列で指定された場合のマッチングに失敗していました。
変更された箇所
- サンプリング用のファイルを開いた際、MaxTime()がサンプリング開始までの時間を返し、サンプリング開始前には0.0を返すようになりました。これまでは、スクリプトがサンプリング開始前にデータを書き込むと、MaxTime()は、サンプリング開始前までは最後に書き込まれた項目の時刻を返し、開始後にはサンプリング時刻を返していました。
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2023年2月 |
10.18 |
新しくなった箇所
- Spike2に関連するプログラム(S2Video、データファイル修復、テストプログラムなど)を起動するためのUtility programsコマンドが新たにFileメニューに追加されました。
- 新しいチャンネルのコンテキストメニュー・コマンド(複製されてないRealMarkチャンネル上で右クリック)を使って、値ごとに複数のチャンネルに複数の値が付加されたRealMarkチャンネルを複製することが可能になりました。
- 複数の値が付加され、各項目に別々のタイトルが設定されているRealMarkデータを持つファイルをインポートした場合、タイトル文字列が一文字しかないかのように切り捨てられることがなくなりました。
- テキストベース・ビューで行の折り返しを有効化できるようになりました。
- AnalysisメニューのSave Channel...コマンドを拡張し、複数のチャンネルの時間範囲を別のTime viewに保存できるようにしました。
- 例えば、破損したデータを修復するために繰り返しデータパターンを生成するなど、ChanSave()スクリプト・コマンドがチャンネル自身にデータをコピーできるようになりました。
- シリアルポートから読み込まれたTextMarkのサンプリング・チャンネルに、Null文字(ASCIIコード0)を含む1文字以上のターミネーターを使用できるようになりました。
- SerialRead()およびSerialCount()スクリプト・コマンドを拡張し、Null文字(ASCIIコード0)をターミネーターとして使用できるようにしました。
- サンプリング中にTextMarkデータを読み取るために使用されているシリアルポートへの書き込みが可能であるという説明をSerialWrite()スクリプト・コマンドのドキュメンテーションに加えました。
- JSON形式でエクスポートされたMedtronicTM Percept PCデータファイル用の新しいデータファイル・インポーターができました。
- FontGet()およびFontSet()スクリプト・コマンドのドキュメンテーションに、使用可能なstyle%引数値の詳細を示すリンクを追加しました。
- LabChart (ADI)インポーターが、インポートしたファイルに時刻と日付を設定するようになりました。
修正された箇所
- Conditioner PreferencesのExclude from useにチェックが入っていても、CED 1902やAxon CyberAmp信号変換器が関連するCOMポートに文字を送信してしまうことがありました。現在、除外された信号変換器がロードされることはなく、COMポートにデータが送信されることもありません。
- CED 1902やAxon CyberAmpでCOMポートが使用されている場合、サンプリングしていないときでもスクリプトのSerialOpen()コマンドによってCOMポートが「使用中」であるとレポートされていました。
- チャンネルを右クリックしてHide Channelを選択すると、Script recordingが有効になっているにもかかわらず記録が実行されていませんでした。
- Text importerにおいて、データの一行目より小さい任意の番号にLabelsまたはUnitsの行番号を設定できるようになりました。これまでは、最初のスキャンでヘッダー情報と判断された行のみに限定されていました。
- Text importerにおいてNo Configオプションを選択すると、既存の設定がロードされるまでインポーターが機能しない状態になっていました。
- Script viewにおいて、(Helpを要求するために)View()の上にマウスを置いてF1キーを押しても、正しいヘルプページが表示されませんでした。
- Text settingsダイアログで、ボタンに予期しない文字が表示されることがありました。
変更された箇所
- コマンドHCursorExists(0)(または不可能なカーソル番号)を使用しても、致命的なスクリプトエラーを生成するのではなく、0を返すようになりました。
- Channel specificationの文字列の処理中に一文字目が "0,2...4 "のような不正な単一チャンネルであった場合でもエラーはレポートされていませんでした。現在はエラーがレポートされるようになりましたが、パースは継続され、これまでと同様にチャンネル2、3、4をレポートします。
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2022年12月 |
10.17a |
新しくなった箇所
- Sampling configurationのPlay waveformタブでクリック&ドラッグすることで、Arbitrary Waveformの出力波形の順番を変更できるようになりました。
修正された箇所
- Sampling configurationにおいて39個以上のArbitrary waveformsが設定されている場合、Play waveformツールバーで老番側のボタン有効化/無効化ができず、それらのボタンが予期せぬ影響(サンプリング・ウィンドウを隠すなど)を及ぼすことがありました。
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2022年12月 |
10.17 |
新しくなった箇所
- 異なる種類の信号変換器を同時に使用できるようになりました。
- 複数台のD360R信号変換器の使用に対応しました。
- 新しいMeasure Now コマンドを使用することで、Measurement to an XY viewをインタラクティブにトリガできるようになりました。スクリプトではProcess()がこれに相当します。
- ScriptとOutput SequencerのChange historyマーカーが、他のマーカーの下に描画されるようになりました。
- XYビューにおいて、XYビューのChannel information...ダイアログ、または新しいXYZOrder()スクリプト・コマンドからチャンネルの描画順序を制御できるようになりました。
- ArrSort()スクリプト・コマンドを使って、配列のソートに加えて、配列のシャッフル(要素の順序のランダム化)もできるようになりました。
- 新しいスクリプト・コマンドClamp()を使って、下限と上限の間に値や数値配列を制限できるようになりました。
- パワースペクトルやスクリプト言語で使用される)順方向および逆方向FFTが、約半分の時間で実行されるようになりました。
- ArrFFT()スクリプト・コマンドに、ACSRアルゴリズムの処理を高速化するための実験的な拡張機能が用意されました。
- Talker Info...ダイアログには、情報をLogしたり、Copyしたりするコマンドが用意され、保存されたTalkerドリフトレートのロックや消去が可能になりました。
- Max()およびMin()スクリプト・コマンドに、配列ペアから要素ごとに最大値と最小値を求める新たな変数が追加されました。
- ChanDuplicate()スクリプト・コマンドに、既存の重複を削除し、重複したチャンネルの表示状態をコピーするための引数が追加されました。
- 波形出力のAdd to onlineダイアログでは、Addと Replaceがより直感的な方法で処理され、Replaceでは波形順序が保持されるようになりました。
修正された箇所
- State描画モードで右からスクロールしてマーカーを表示すると、マーカーコードや文字が正しく描画されないことがありました。
- CursorラベルやInfoウィンドウ、Vertical Markersなどでユーザーが定義した文字が画面に描画された際、アンパサンド(&)文字が次の文字の下線に変換されていました。
- Peaks and Troughsモードで波形からイベントをインポートした際に、第一波としてスプリアスピークが出力に追加されることがありました。
- カラムc(0~c-1のインデックスが付けられたデータカラム)を持つグリッドにおいて、GrdSet()およびGrdGet()スクリプト・コマンドが存在しないカラムcへのアクセスを試みた場合には、これらのコマンドはカラム0にアクセスしていました。
- System()およびSystem$()スクリプト・コマンドがWindows 11を報告するようになりました(これまではWindows 10と報告されていました)。
- バージョン10.16以降、Output sequencerファイル内のエラーがエラーの後の行で報告されるようになりました。
- ボタンしか持たない(入力フィールドなし)ユーザー定義されたダイアログにおいて、デフォルトボタン以外のボタンに入力フォーカスが設定されることがありました。
- スクリプト・エディタでマウスオーバーしてもPolyEval()やPolyRoot()スクリプト関数のツールチップ・ヘルプが表示されませんでした。
- バージョン10.16では、RerunダイアログにおいてデフォルトのTo時間がMaxTime()ではなく、0.0に設定されていました。
- ViewメニューのStandard DisplayコマンドのUndoがXY ビューで正しく動作していませんでした。
- 単一データポイントまたはすべてのデータポイントが同じx位置にあるXY ビューにおいて、x軸のShow Allコマンドが機能していませんでした。現在は、x軸がデータ位置の中心に来るようにスクロールされます。
- Sampling configurationにおいて、Derivedチャンネルが依存しているチャンネルが削除された場合でも、Derivedチャンネルが削除されていませんでした。
- 1401からデータをリードバックした際、PlayWaveCopy()スクリプト・コマンドで致命的なスクリプトエラーが生成されていました。
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2022年9月 |
10.16b |
修正された箇所
- Output Sequencerのテキスト・エディタにおいて、Make Currentコマンドがサンプリング設定で不正なファイル名を設定していた場合には、そのシーケンスを取り込んでいませんでした。
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2022年9月 |
10.16a |
修正された箇所
- Graphical Sequenceエディタにおいて、ユーザーが設定可能なデジタル出力やDAC出力ポートのラベルが必ずしも表示されていませんでした。
- ユーザー定義されたダイアログにおいて、整数フィールドに設定されたスピナーが負の値を許容していませんでした。
- BinaryインポーターとTextインポーターのダイアログでHelpボタンが機能していませんでした。
- Neuralynx インポーターが、各フォルダの最初のチャンネルだけをインポートしていました。
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2022年9月 |
10.16 |
新しくなった箇所
- どこから実行されているかをTalkerがSpike2 に知らせることが可能になり、Spike2にその情報が保存されるようになりました。
- Spike2が実行場所を知っている場合には、Talker メニューに追加されたRunコマンドを使ってTalkerを起動することができます。
- Spike2がサンプリング用の新規データ・ファイルを作成する際に、サンプリング設定時に必要なTalkerを起動できるようになりました。
- Talkerが前回のサンプリング・セッションのタイムドリフト・レートを記憶するようになり、サンプリング開始時のタイミング精度が改善されました。
- 新しいMenuCommand()スクリプト・コマンドを使用して、スクリプトを使ってユーザーが選択したかのようにSpike2メニュー・コマンドを起動できるようになりました。
- スクリプトや出力シーケンサー・ファイルのテキスト・エディタにおいて変更マークの表示が可能になりました。
- DAC2やDAC3を使わない際に任意の波形出力用に設定されたDAC2やDAC3があるMicro4のサンプリング設定を使用すると、診断エラーメッセージが生成されるようになりました。これまではサンプリングは開始されず、不特定エラーを生成していました。
- DAC2やDAC3を使わない際にMicro4においてDAC2やDAC3に対するSampleメニューのOutput Waveform...コマンドを使用しようとすると、「Unknown(未知の)エラーコード(1401)」ではなく、有益な警告メッセージが表示されるようになりました。
- サンプリング設定にエラーを含むグラフィカル・シーケンスが保持されている場合、設定の取り込み時に不特定エラーを報告するのではなく、エラーがあるシーケンス・セクションを特定するようになりました。
- EvaluateバーのEval()ボタンを使用して、より広い範囲のエクスプレッションにエラーを発生させずに対応できるようになりました。
- 正しい順序にないタイムスタンプ付きのデータを保持するファイルへのFile Importerの対応を強化し、これまでは拒否されていた一部のファイルを(イベントを無視/パッチして)インポートできるようになりました。
- GrdColWidth() スクリプト・コマンドがグリッド・ビューの幅をピクセル単位で返すようになったため、スクリプトを使ってカラム幅を調整し、利用可能なスペースを使用できるようになりました。
- SampleメニューのTalker Infoダイアログの内容をClipboardまたはLogウィンドウにコピーできるようになりました。
- 複数の項目(Talkerドリフト情報など)を保持する RealMarkデータを生成するTalkerにおいて、各項目のTitleとUnitを設定できるようになりました。
- 保存されていないサンプリング・タイム・ビューや失われる可能性があるメモリー・チャンネルが存在する状態でSpike2 を終了させると、タイム・ビューを終了する際と同様の処理を試みるようになり、保存されていないデータが失われることを警告するようになりました。
- Result ビューやXYビューにおけるCurve fittingダイアログの初期Reference位置の既定値が0.0に変更されました。これまではカーソル位置またはXLow ()に設定されており、特にガウス関数を使ったフィッティングの際に混乱することがありました。TimeビューにおけるReferenceは引き続きカーソル位置またはXLow ()に設定されています。
修正された箇所
- Micro4を使ってWaveMark(スパイク形状)データとWaveformチャンネルの両方をサンプリングすると、誤ったチャンネルからのWaveformチャンネルがサンプリングされることがありました。
- バージョン10.15cで出力シーケンサーを使用すると、シーケンサー・コンパイラがシーケンスの一行目をスキップし、インタラクティブなFormatコマンドによって一行目が削除されていました。一行目にSETコマンドが含まれている場合には、既定のDACスケーリングを使用して1ステップあたり1ミリ秒でシーケンスが実行されていました。
- サンプリング中にダウンサンプル・リアルタイムプロセスを持つチャンネルに基づくDerivedチャンネルが正しく動作していませんでした。
- 必要なTalkerを起動する前にサンプリング設定を取り込むと、Talkerはサンプリング設定に保存された設定ではなく、最後に使用された設定を取得していました。
- サンプリング設定のChannel parametersダイアログにおけるComment編集が最大70文字に制限されていました。現在は、64ビットの.smrxファイルでは最大2000文字、32ビットの.smrファイルでは最大71文字に制限されています。
- インポートされたファイルに含まれているデータが予期しない長さであった場合、Binaryファイル・インポーターがクラッシュすることがありました。この場合、個々のチャンネル単位は保存されず、cmd$引数のFileConvert$()オプションの処理も実行されず、また関連するHelpファイルも開かれませんでした。
- MC_Rackデータ・ファイル・インポーターが、データ・ファイルを開く際にクラッシュすることがありました。
- 設定の保存と読み込みのオプションがあるデータ・ファイル・インポーター(TextインポーターやBinaryインポーターなど)が、以前に保存した設定を読み込む際にクラッシュすることがありました。
- Timeビューを開いた際、Timeビューの Trigger/Overdraw機能が復元されませんでした。
- Timeビューにおいて(Toolbar()コマンドのallow% などによって)スクリプトがX軸を無効にした場合でも、NextやPrevious表示トリガボタンが無効化されていませんでした。
- サンプリング中に一部のイベント描画モードが必要な値より1ピクセル少ない値に更新されていたため、不完全な描画が生成されていました。
- 位置を設定するSpline2D(const p[][]);スクリプト・コマンドが、位置が明確でない場合に致命的なスクリプトエラーを生成していました。現在は文書通りに-1を返すようになりました。
- 最大の負の整数(-9223372036854775808)の整数リテラル値が、0x8000000000000000 (16進数で同じ値)は受け入れられていたにも関わらず、スクリプト・コンパイラに受け入れられていませんでした。
- スクリプトにおいて、最大の負の整数(-9223372036854775808)に設定された整数変数を-1で割ると、整数の範囲をオーバーフローし、黙殺されるか、Spike2がクラッシュすることがありました。現在は、整数オーバーフロー・エラーでスクリプトが停止するようになりました。
- Grid Column Header編集ダイアログにおいて空白のタイトルを設定しても何の変更も加えられていませんでした。現在は、文書通りに既定のタイトルが設定されるようになりました。
- XYビューのKeyを表示領域外にドラッグすることが可能であったため、その復元が困難になることがありました。
- Scriptビューにおいて、行の先頭にあるコメントマーカー上にマウスを重ねると、その前の、おそらく無関係な行のツールチップが表示されていました。
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2022年6月 |
10.15b |
修正された箇所
- バージョン10.15でResult ViewやXY Viewをインタラクティブに閉じた時にViewの保存を促されることがありませんでした。
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2022年6月 |
10.15a |
修正された箇所
- バージョン 10.15でスクリプト・コマンド SampleSequencer(7, src$)を使用できませんでした。
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2022年6月 |
10.15 |
新しくなった箇所
- サンプリング設定で出力シーケンスをテキストとして保存するだけでなく、別のファイルにも保存できるようになりました。SampleSequencer()とSampleSequencer$()スクリプト・コマンドを拡張することで、本機能をサポートしています。
- 時間が停止値に達すると、Infoウィンドウが自動で閉じるようになりました。
- Info SettingsダイアログでInfoウィンドウの全機能を制御できるようになりました。
- Selection()スクリプト・コマンドが選択範囲の開始位置と終了位置をテキストベースのウィンドウでレポートするようになりました。
- ユーザー定義されたダイアログにおいて、整数フィールドのスピナー表示をインクリメントの倍数でステップさせ、実数フィールドのスピナー表示と一致させました。
- MatLab エクスポートダイアログに、一般的なヘルプではなく、状況に応じたHelpへのリンクが表示されるようになりました。
- ScriptBar()とSampleBar()スクリプト・コマンドに、テキスト表示形式と一致するボタンを削除するオプションが追加されました。
- Script bar listダイアログとSample bar listダイアログで実行された変更を記録できるようになりました。
- curve fittingダイアログが開いている時に、スクリプトによる変更で適合するチャンネルが表示されるとダイアログが更新されるようになりました。
- クラスタリング・ダイアログのドットサイズの範囲を0..4から0..6に拡張しました。
- コメントがコードに含まれている場合でもEvaluateウィンドウ内のEval(...)ボタンが動作するようになり、 Eval ()コマンドがすでにコードに存在する場合には追加されなくなりました。
- タイム・ビューにおいて FileClose(2)スクリプト・コマンドがFileメニューのClose and Linkコマンドと同じ効果を持つようになりました。
- Sampling ConfigurationダイアログのChannels タブで、リアルタイムプロセスが接続されているチャンネルTypeの後にアスタリスク(*)が表示されるようになりました。
- リアルタイムのチャンネル・プロセスとして不安定なIIRフィルターが設定されている場合にはSpike2がサンプリングを拒否するようになりました。これまではサンプリングは実行されていたものの、その結果は無意味なものでした。
- *.s2cxファイル内に)保存されたsampling configurationsが、出力シーケンサーやデータファイル、スクリプトファイルへのパスを保存するために(可能な限り)シンボル名を使用するようになりました。これは実験的な機能であり、sampling configurationsの移植性を高めると考えています。
- シンボル名の使用を無効化できるCompatibilityオプションが追加されました。
修正された箇所
- (ソノグラムとクラスタ密度プロットに使用される)colour scaleに非常に狭いカラーバンドを設定すると、このスケールを使用した時にクラッシュすることがありました。
- Spike2のバージョン10.14でElmikoインポーターが動作しませんでした。 このインポーターのチャンネル・スケーリングも改善されています。
- Cursor(9)、C9、HCursor(9)またはHC9がVirtual channel のエクスプレッションで使用できませんでした。
- ユーザー定義されたダイアログにおいてフィールドが不正な状態の時にスピナーを使用すると、整数および実数フィールドのスピナー表示が予期しない値になることがありました。
- Graphical sequence editorやXYビューキーでカーソルラベルやフィールドを描画すると、間隔の計算時にはカーニングが行われていたものの、描画では行われていなかったため、端から1ピクセル程度が失われることがありました。
- InfoウィンドウでCloseボタンが機能しませんでした。
- リテラル文字列(チャンネル・コメントなど)を記録する際、二重引用符(")を含んでいても削除されていました。
- Script bar listダイアログとSample bar listダイアログにおいて、Clear AllやOK を実行しても、バー・ボタンが削除されるのみで、バー・サイズは変更されていませんでした。
- データのサンプリング時にカーソルの背景が Filledであった場合、ドラッグしてもカーソルラベルが正しく更新されませんでした。
- スクリプト・コンパイラではTest() halt; Proc Test() end;を有効なスクリプトとして受け入れられていましたが、Proc Test() end; Test() halt;に対しては(正しくも)エラーにしていました。現在は両方がエラーになります。従来の曖昧な動作を許容するために、Compatibilityオプションが追加されています。
- スクリプトによってフィットが生成された後、FittingダイアログにおけるTimeビューのx軸位置がとんでもない小数点以下の桁数で表示されることがありました。
- 少なくともSpike2バージョン8.00から存在するオプションであったlog%引数がFileDelete()スクリプト・コマンドのドキュメンテーションに記述されていませんでした。
- Micro1401-4の出力シーケンサーの最小ステップ間隔が0.01ミリ秒に設定されていましたが、本来は0.004ミリ秒であるべきでした。
- Measurement to XYダイアログまたはMeasurement to a data ChannelダイアログのIgnore Cursor 0 step ifフィールドがゼロより大きな値であると評価されていたために偽のエラーが発生していました。
- Measurement to XYプロセスまたはMeasurement to data channelプロセスを使ったサンプリング時に、Ignore Cursor 0 step ifフィールドが無視されていました。
- Editメニューの Preferences のオプションであるDo not prompt me to save unsaved result and XY viewsがFileClose(-1)スクリプト・コマンドから無視されていました。
変更された箇所
- スクリプト・コンパイラが前方参照をコンパイルする際により厳格になり、文を終了するためのセミコロンが要求されようになりました(上記の修正された箇所10を参照のこと)。この変更により従来のプログラムが壊れる可能性があるため、従来の動作を許容するCompatibilityオプションを追加しました(不足しているセミコロンは追加してください)。
- CompatibilityオプションのUse old-style colour mechanisms to match version 5.04を削除しました。
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2022年4月 |
10.14 |
新しくなった箇所
- Digitimer D360R Programmable Signal Conditionerへのサポートが追加されました。
- MemSetItem()スクリプト・コマンドで整数データ配列をWaveMarkチャンネル用に使用できるようになりました。
- FocusHandle(-1)スクリプト・コマンドがToolbarボタンの使用後のキーボード・フォーカスの復元を防止するようになりました。
- 2GBのサイズ制限を超えるバージョン9以前の32ビット.smrファイルを開こうと試みるようになりました(これにより以前は開けなかった一部の誤った形式のファイルにアクセスできるようになります)。
- エラーが検出された場合でも、FileメニューのExport As Data fileコマンドが処理を中断しなくなりました。現在、可能な範囲でLogビューに問題を一覧表示するようになりました。
- Waveform AverageとWaveform Correlation Process設定ダイアログが、チャンネル数の一覧表示や最初のチャンネルのサンプルレートの表示を行うようになりました。
- ユーザー定義されたダイアログにおいて、プロンプトに「||」を挿入することで、垂直バー「|」を使用できるようになりました。この単一の垂直バーはツールチップを表示します。
- ArrFilt()スクリプト・コマンドが最も一般的な連続データをより高速で実行できるようになりました。
- Helpメニュー内のAbout Spike2ダイアログにあるCopyコマンドに、インストール済みのエクスポート・フィルターとTalkerに関する情報が追加されました。また、同じ情報をLogビューにコピーするためのLogボタンも新たに追加されています。
- Script Bar ListダイアログとSample Bar Listダイアログにおいて、カラム・ヘッダーをクリックしてボタンをソートしたり、ダブルクリックしてスクリプトまたはサンプリング設定を開くなど、表示されたカラムをより細かく制御できるようになりました。また、ダイアログを閉じる際に、関連するScript BarとSample Barが点滅することもなくなりました。
- データのインポート・システムを再設計し、インポーターのサイズを大きく削減しました(通常、2MBから1~200 KBまで削減されます)。この結果、FileメニューのImportコマンドを初めて使用する際の処理が大幅に高速化されます。
- カラム区切り文字としてカンマ、タブまたはスペース以外が使用されている場合のTextインポーター推測能力が一段と向上しました。カラム区切り文字を設定する新しいオプションが設定ダイアログに追加されています。
- Textインポーターがより幅広い種類のファイルに対応するように修正され、数字以外の入力が少なくなったことから、波形チャンネルをTextMarkとして検出する可能性が大幅に削減されました。
- Sampling Configurationダイアログ内のTriggered sampling modeのFromやTo項目にマイクロ秒分解能での設定ができるようになりました 。これまで分解能はミリ秒に制限されていました。
- FileメニューのImportダイアログがSpike2セッション間で最後に使用されたインポーターを記憶するようになりました(これまではセッション内でのみ記憶されていました)。
- Plexonインポーターにいくつかの改良を加えて、より広範囲に渡る入力ファイルの読み込みや複数セクションを持つファイルをより適切に処理できるようにしました。
- 重複がある場合には、TDTインポーターが_1、_2…のみをチャンネル・タイトルに追加するようになりました。
- TMSインポーターがS00に加えて、Poly5ファイル拡張子をサポートするようになりました。
- XDF(LabStreamingLayer)インポーターがRealMarkやTextMark信号をインポートし、ギャップのある波形でも正しく処理できるようになりました。
- Allego(NeuroNexus)データファイル用の新たなImporterが追加されました。
- カーソル位置をライブトラッキングするVirtualチャンネルのエクスプレッションの一部として、Verticalカーソル位置とHorizontalカーソル位置を使用できるようになりました。例えば、WSin(1, C1)は垂直カーソル1の位置と平行の1Hz正弦波を生成し、カーソル1の動きに応じて更新されます。
修正された箇所
- Memory buffer Import channel ダイアログに無効なMinimum Intervalフィールド値が保持されなくなりました。
- サイズ制限に達している.smrファイルにメモリーバッファを保存しても、エラーのフラグが立っていませんでした。よって次に開いた時、そのチャンネルは存在していたものの、データがないか、切り捨てられていました。
- Cursor0リンクを使用するビデオフレームのステッピングの際に同じ位置に2回ステップすることがあったため、時間を無駄に費やしていました。
- キーボード入力フォーカスを使ってウィンドウを閉じた関数にToolbarボタンがリンクされていると、Spike2がクラッシュすることがありました。
- 重複するゲート期間を有するオンラインGated処理では、ゲートごとに1回ずつ重複する期間を処理していたため、重複する期間が過大評価されて結果に含まれ、必要以上の処理が行われていました。
- サンプルレートとチャンネルの特定の組み合わせで任意の波形データを再生すると、Power3と3Aがクラッシュすることがありました。
- Spike2が、すべての文字列(チャンネル・タイトル、ユニット、コメントやファイル・コメント)が3文字未満かつ文字列が編集された.smrxデータファイルを開けませんでした。
- スクリプトビューでは、func fred ()などのように関数名と左中括弧の間にスペースを持つユーザー定義されたFuncまたはProcが関数リストから除外されており、ポップアップ・コールチップとして表示されていませんでした。
- Script Bar ListダイアログとSample Bar Listダイアログのサイズを変更しても、Helpボタンが移動しませんでした。
- 多数のセクションを含むファイルを読み込むと、ADIインポーターがクラッシュすることがありました。
- Talkerライセンスを追加するためにAdministratorモードにする必要があると記載されているTalkerのドキュメンテーションを修正しました。これは、この場合当てはまりません。
- コマンドラインを使用して特定のTalkerをSpike2の複数コピーに関連付ける方法をドキュメンテーションに記載しました。
- チャンネルとともに垂直カーソルを別のカーソルに、あるいは水平カーソルを交差する垂直カーソルにロックするコマンドを記録する際に、誤ったカーソル番号が記録されていました。
- Sweepsモードでデータをインポートする際に、インポートされたファイルを通して最後のスイープから各スイープのファイル・オフセットが増加することがありました。
- サイズの問題が原因でオンライン・シーケンスの更新が失敗した際に、出力シーケンサー・メッセージ・バーで生成されていたエラー・メッセージの形式が正しくありませんでした。
- TMSインポーターが有効な入力ファイルを拒否していました。
- 複雑な数値を含むPXPファイルをインポートするためにIgorインポーターを使用すると、クラッシュすることがありました。
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2021年12月 |
10.13 |
新しくなった箇所
- FileメニューのLoad configurationコマンドで、最近使用した最大10までの設定ファイルからの1つを選択できるようになりました。
- トリガ・サンプリングモードにおいて、特定のマーカー・コード上のデータ保存をオフに設定できるようになりました。これはSampleTrigger()スクリプト・コマンドを拡張することで対応しています。
- オンラインで使用できるDerived channel プロセスが新たに追加され、波形アクティビティ、ピークやトラフをMarker dataとして検出できるようになりました。これはSampleProcess()スクリプト・コマンドを拡張することで対応しています。この結果、サンプリング中に分析やデータ保存のトリガが可能になり、オンライン・スクリプトが簡素できるようになりました。
- リアルタイム・プロセスにRectifyを適用する際に半波整流がサポートされるようになりました。
- Measurements to XY views、Measurements to a data channel、Cursor regionsダイアログおよびChanMeasure()スクリプト・コマンドと使用できる新たなMedian測定が追加されました。
- 数値型配列の中央値を検索するArrMedian()スクリプト・コマンドが追加されました。
- データファイルに書き込まれた推定データ・レートがSampling configurationのChannelsタブに表示されるようになりました。
- 出力用の文字列として値の書式を設定するコマンド(Message()、Print()、Print$()およびPrintLog() ) にゼロ長配列を使用できるようになりました。
- System$(-2)スクリプト・コマンドを使用して、Spike2 のバージョンとビルド日時を文字列として取得できるようになりました。
- FileメニューのImport Optionsダイアログが拡張され、構成オプションを設定できるようになりました。これまで構成の設定はスクリプトからのみ可能でした。
- WindowTitle$( )コマンドに .smrファイルのタイトルから[32-bit]を取り除くためのフラグが追加されました。
- フラグを使って一致する名称をより詳細に制御できるViewFind()コマンドが拡張されました。
- データをRealWaveとして読み込むインポーター(Ponemahなど)は、これまでインポート前にデータをスキャンしてデータ範囲を検索していましたが、大きなファイルではこの処理に時間を要する場合がありました。現在は出力ファイルに転送する際にデータ範囲を確認するようになったため、大容量ファイルのインポートに要する時間が大幅に短縮されています。また、データのインポートを高速化するために、データバッファ・サイズも拡大されています。例を挙げると、80GBのPonemah 6ファイルをインポートに要する時間が5時間から2時間未満に短縮されます。
- Ponemahファイル・インポーターを拡張し、SubjectやChannel、時間範囲でデータをフィルタリングできるようになりました。例えば、チャンネル・タイトルにECGを含む全チャンネルを10時から11時の間にインポートするなどの設定が可能です。データのサブセットのみが必要な場合には、多チャンネルを有する大容量ファイルのインポートに要する時間も数時間から数秒まで短縮されるようになりました。必要なデータの位置の特定にはまだ時間を要することがあります。
- Talkerサポートを選んで頂くと、新しいTalkerプログラム例であるSoundCard.exeが含まれています。このプログラムを使うことで、例えばコメント用のマイクのようにWindowsの音声源から波形データを取得できます。
修正された箇所
- SampleProcess(chan%,-2,index%,args[])スクリプト・コマンドがDown-sampleプロセスのratio% 値を返していませんでした。
- 複数のセクションを有する、あるいは最初のセクションの開始時間が0ではないチャンネルを有するPonemahファイルをインポートすると、誤った時間にデータが配置されていました。
- オンラインのDown-sampleプロセスはDerivedチャンネルでは機能していましたが、サンプリングされたチャンネルでは機能していませんでした。
- Micro3の文字列出力シーケンサーDIGPBR コマンドが機能していませんでした。
- Micro3とMicro2の出力でパルス・トレインが生成されていた場合、文字列出力シーケンサーDIGPS コマンドが不具合を起こす可能性がありました(実際には観察されていません)。
- 例えばLinear PredicコマンドやChanWriteWave()スクリプト・コマンドを使用してRealWaveデータ・チャンネルを編集すると、Spike2がクラッシュすることがありました。
- ArrHist()が整数型データ配列を許容していませんでした。
- スクリプトを保存しないままEvaluateを使用すると、保存されていないスクリプトのブレークポイントが無視されていました。
- 1次元配列の引数を持つ単一チャンネルにおいてPlayWaveCopy()スクリプト・コマンドが機能していませんでした。
- スクリプトのデバッガでスクリプト値を調べる際に、constと記された項目値の変更が可能でした。
- スクリプトのデバッガで文字列型配列を調べる際に、サイズ変更が可能なダイアログ内で正しく複数行の文字列が表示されるようになりました。
- Sampling ConfigurationのAutomationタブにおいて、Nameテンプレートセットと無効なDirectoryパスを使用すると終了できませんでした。残念なことにパスを編集してもそのパスが再確認されていなかったため、エラー処理が困難になっていました。
- Active Cursor設定ダイアログのRepolarisationモードとData pointsモードに誤ったフィールドの説明が表示されていました。
- Triggeredサンプリング・モードにおいてコードが設定されてない状態でキーボードをトリガとして使用した場合、サンプリングが機能していませんでした。
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2021年10月 |
10.12a |
修正された箇所
- スクリプトの編集時にEditメニューのReplaceコマンドが誤った場所に置換後テキストを配置することがありました。
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2021年10月 |
10.12 |
新しくなった箇所
- Copy Cluster Valuesコマンドを使って、新たにクラスタの質の測定値(ratioとIsolation distance)を書き込めるようになりました。
- タイムビューで任意のチャンネルをダブルクリックして、チャンネルをズーム(最大化)できるようになりました。これまでは、Y軸を持つチャンネルだけしかズームできませんでした。
- Output sequenceをロードできなかった場合には、その原因となったソース行がエラー・メッセージボックスに表示されるようになりました。
- CursorメニューのDisplay allコマンドが、最後のカーソルの前後のデータを一部表示するようになったため、cursorラベルが見やすくなり、必要なスペースも確保しやすくなりました。また、Ctrlキーを長押しすると、新たにx範囲を計算する際にactive cursorsだけが考慮されるようになりました。
- Measurements to XY viewsとMeasurements to Data Channelsダイアログに新たなオプションが追加され、cursor seek操作が失敗した場合、あるいはIgnore Cursor 0 stepオプションがトリガされた場合に、cursorを調整できるようになりました。
- Measurements to XY viewsとMeasurements to Data Channelsの処理中に表示できるCursor adjustmentダイアログに新たなオプションが追加され、ステップに失敗した垂直カーソルをフェッチして、使用中のすべての垂直カーソルを表示できるようになりました。
- Time viewチャンネルに対するCopy as TextとExport as Textに以下の改良を加えました。1)Level eventチャンネルが遷移ごとにレベルを出力する、2)WaveMarkチャンネルにはトレース数トレース数が含まれ、複数のトレースをカラムにリスト出力する、3)SUMMARY出力セクションにチャンネルのさらに詳しい情報を表示し、各チャンネルで同じフォーマットを使用する。
- Level eventチャンネル用のCopy for SpreadsheetとExport As Spreadsheetコマンドが変更され、高レベルを1、低レベルを0で表示するようになりました。これまでは、各時間範囲のエッジ数を表示していましたが、あまり役に立っていませんでした。
- CompatibilityタブのEditメニューにあるPreferencesに新しいオプションが追加され、Copy/Export as TextとCopy/Export As Spreadsheetによる変更を旧フォーマットにリバートできるようになりました。
- LastTime()、NextTime()、MarkEdit()、MemSetItem()およびMemGetItem()スクリプト・コマンドにおいて、codes%[]の配列引数として、コード用にはサイズ1~4を、64-bit smrxファイル内の各マーカーに紐付けられたコードと追加の32ビットの整数値へのアクセス用にはサイズ5を設定できるようになりました。
- MemSetItem()スクリプト・コマンドが、最初の項目のインデックスを操作時、またはその後にレポートするようになりました。
- ArrSort()スクリプト・コマンドが、ゼロ長の配列(何もしない)に対応し、呼び出される前にスクリプト・エラーを回避するためのユーザテストをゼロ長で保存できるようになりました。
- ChanList()スクリプト・コマンドで、ゼロ長の配列を使用できるようになりました。
- ArrFilt()スクリプト・コマンドの実行速度が大幅に向上しました(大きな配列でも所要時間が約半分になりました)。
- ArrStats(), ArrSum(), EditCopy(), PlayWaveCopy()および SampleWaveMark()スクリプト・コマンドにおいて変更されない配列引数をconstにしました。
- Yield()スクリプト・コマンドが、現在のallow%ステートを返し、負の場合にはallow%が保持されるようになりました。
- ArrStats()とArrSum()スクリプト・コマンドが、より正確な加算を行うための代替アルゴリズム(時間がかかります)を設定できるようになりました。
- Len()スクリプト・コマンドが、多次元配列の要素数をレポートするようになりました。
- MarkEdit()スクリプト・コマンドを使って、64-bit smrxファイルに保存されているLevel eventチャンネルのコード修正が(Markerデータとして保存されるため)可能になりました。
修正された箇所
- Micro1401-4でサンプリングされたLevel eventチャンネル が、入力データを反転させていました。Documents/Spike10/Scriptsフォルダにある InvertLev.s2sスクリプトを使って入力データを元に戻すことができます。データが変更されるため、スクリプトの実行前にファイルのバックアップを取ってください。
- 曲線適合とUser check positionsオプションが設定されている状態でMeasurements to XY viewsとMeasurements to Data Channelsコマンドを使用すると、一つ前のステップの適合線が表示されていました。
- チェックボックス、ラジオボタンやモードへの変更が、Cursor RegionsとCursor Valuesダイアログ・ボックスに記録されていませんでした。
- Sampling ConfigurationダイアログのAutomationタブが書き込み不可のフォルダを参照すると警告を出していましたが、設定自体は可能でした。
- Output sequencerのテキストエディタにおいて、DIGPS、DIGPCやDIGPBRシーケンサの命令が強調表示されていませんでした。
- Output sequencerでは、「Label:DAC 0,1」のようなコロンの後にホワイト・スペースがないラベルをエラーとして処理していました。
- const配列でresizeを使用しても、スクリプト・コンパイラーがエラーのフラグを立てていませんでした。
- resizeステートメントがセミコロンで終了していないと、スクリプト・コンパイラーがエラーを返していたため、「var y[2]; if 1 then resize y[3] endif」を使えませんでした。
- ArrConv()、ArrCWT()、ArrDot()、ArrFilt()、ArrHist()、ArrSpline()およびSerialWrite()スクリプト・コマンドにおいて、 const配列を使用できませんでした。
- 以下のスクリプト・コマンドのドキュメンテーションには、変更されていない配列引数がconstとして一覧に入っていませんでした:ArrRange()、ChanWriteWave()、FileTimeDateSet()、FIRResponse()、GrdSet()、MarkSet()、MatLabPut()、PolyEval()、PolyRoot()、SSTempSet()、ToolbarEnable()。
- マルチメディア・ファイルが音声のみを保持している場合(動画なし)に、 ViewメニューのMultimedia filesコマンドを使っても、.mp4ファイルとして開くことができませんでした。
- Spike shapeダイアログにおいて、データ領域内をクリックして現在のスパイクをテンプレートにドラッグし始めた際のズーム効果が速すぎて、表示できていませんでした。
- HCursor()スクリプト・コマンドを使用してSpike shapeダイアログのカーソル値をy軸範囲外に設定すると、誤った位置が設定されることがありました。
- テキスト・インポーターが、個々のチャンネル設定を有効なフォーマットで保存していませんでした。
- 例えば、LastTime()スクリプト・コマンドやData pointsモードでactive cursor検索を使って)バーチャル・チャンネル内で1データポイント分後方に移動させると、実際には2データポイント分ステップしていました。
- 26カラム以上設定されている場合のGridビューのデフォルトのカラム・タイトルが、AA~AZを飛ばしてA~Z、BA~BZ、CA~CZの順番になっていましたが、本来はA~Z、AA~AZ、BA~BZ...であるべきでした。
- WaveMarkチャンネルのCopy as Textが、UnitsとRateの間に余分な区切り文字を追加していました。
- 波形チャンネル以外のチャンネルに(ChanSave()スクリプト・コマンドなどで)データを書き込んで上書きした場合(波形ベースのチャンネルでは可能ですが、イベントベースのチャンネルでは不可能)、Spike2がデータを書き込もうと試みるため、データ・チャンネルが破損していました。
変更された箇所
- Time view内のCopy as Text出力形式がドキュメンテーションと一致していませんでした。出力がより規則的(かつ便利に)なるように改良し、ドキュメンテーションも修正しました。データを文字としてエクスポートする場合は、インポート方法を変更するか、新しいEditメニューのPreferencesからCompatibilityオプションを選択して古いフォーマットで出力する必要があります。
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2021年8月 |
10.11a |
修正された箇所
New WaveMarkダイアログで作成されたWaveMarkデータ・イベントでは、波形の半分までがゼロに置き換えられてしまうことがありました。
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2021年7月 |
10.11 |
新しくなった箇所
- SerialOpen()スクリプト・コマンドを使って、使用可能なCOMポートの一覧を取得できるようになりました。
- 多項式を評価するためのスクリプト関数 PolyEval() と多項式を因数分解するためのPolyRoot()が新たに追加されました。
- FIR filterとIIR filterダイアログでは、メモリー・チャンネルとバーチャル・チャンネルのチャンネル番号として2001と4001ではなく、m1とv1が使用されるようになりました。
- Process()とProcessAll()スクリプト・コマンドで負の開始時間を設定できるようになったため、ステップサイズが最小であっても、計測コマンドを使って最初の項目を見つけられるようになりました。
- 新しいEditImageLoad()スクリプト・コマンドを使って、イメージファイルをクリップボードにロードできるようになりました。
- Dialog expressionで時間にtodを追加して、Time of Day軸モードの時間設定ができるようになりました(以下の修正された箇所8を参照) 。
- データを持たないラスターラインを設定するために、RasterSet()スクリプト・コマンドにおいて、ゼロサイズのデータ配列を使用できるようになりました。
- 新しくサンプリングされたファイルを削除するか、ファイルを閉じる際にメモリチャネルを失うかというメッセージが表示された時のデフォルトの動作(Enterキーを押したときの動作)がYesであったOKからNoに変更され、誤ったデータ損失を起こさないようになりました。
修正された箇所
- Context menu(右クリック)項目からvertical cursorの位置を設定するためのactive cursor検索を起動できませんでした。
- 連続した命令の処理中に、graphical sequencerのローカル・ラベルがコード生成エラーを引き起こすことがありました。
- BinomialC(n%, k%) スクリプト・コマンドに、n%やk%に0を設定できませんでした。
- ChanKey(chan%, get%) スクリプト・コマンドが、get%がゼロでない場合でもエラーを生成していました。
- PCA Clustering dialog以外(たとえば、Cluster on Measurements)のダイアログで、Z axisに時間を設定するコマンドを実行すると、すべてのフィルター・コードが消去されていました(つまり、色付きのドットが黒になっていました)。
- ChanSave() スクリプト・コマンドによって、マウス・ポインターがWait(砂時計)のカーソルに変更されていました。その結果、このコマンドがループで使用された場合に、不快なカーソルの点滅原因になっていましたが、この現象はSpike2では解消されました。flags%引数を使用して、時間を要する処理の進捗ダイアログを表示できるようになりました。
- EditImageSave()スクリプト関数のエラーによりスクリプトが停止しても、エラーコードが返されていませんでした。
- Time of Day軸モードでは、Cursor Positionダイアログで入力された値が常に時刻として処理されていたため、MaxTime()などの式で意味のない結果が生成されていました。todサフィックスを使用して、時間を強制的に時刻として解釈できるようにしました。
- スクリプト内で、ゼロ長のサブ配列を array[1:0]として関数に渡すことはできましたが、 array [0:0]を使用することはできませんでした。
変更された箇所
- Cursorに固定されるフラグ(カーソル番号の後のF)が、カーソルが固定されている場合にのみ表示されるようになりました。context menuのオプションを無効にするためにCursorFlags()で設定されたその他のフラグには、Fは表示されません。
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2021年5月 |
10.10a |
修正された箇所
- 既に保存されている5秒以上の新規のサンプリング・ファイルを閉じる際に不要な「Are you sure?」(本当によろしいですか?)が表示されていました。
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2021年5月 |
10.10 |
新しくなった箇所
- テキストエディタにおいて、現在の選択に一致するテキスト・キャレットと「複数の単語」を含む行を強調表示できるようになりました。
- ChanKey() スクリプト・コマンドにflags%オプションが追加され、表示されているビュー領域に張り出す形でキーを配置できようになりました。
- サンプリングにおいてTalker仕様バージョン5がサポートされ、データをより効率的に転送できるようになりました。
- オーバードローされたチャンネルのコンテキスト(右クリック)メニューを、チャンネル番号の右クリックから表示できるようになりました。
- S2VideoのConfigurationに、複数のカメラを接続できるffdshow Raw Videoフィルタなどのオプションが追加されました。
- Fix positionコマンドとカーソルの右クリックから開くコンテキスト・メニューを併用することで、垂直カーソルをインタラクティブに配置できないよう設定できるようになりました。
- 新しいCursorFlags() スクリプト・コマンドを使用して、垂直カーソルをインタラクティブに使用する際により細かく制御できるようになりました。
- xdf ファイル(LabRecorderやLabStreamingLayer)用のファイル・インポーターが追加されました。
- IIRフィルターとFIRフィルターのダイアログが、RealWaveチャンネルにおいてNaN値をより適切に処理できるようになりました。
- Measure to channel コマンドがKeyboard markerチャンネルにオンラインで出力し、ディスクへの書き込みやoutput sequencerおよびarbitrary waveform outputへの出力をトリガーできるようになりました。この機能は、MeasureToChan() スクリプト・コマンドとMeasureX() スクリプト・コマンドを改修することで可能になりました。
- サンプリングするためにファイルを開いている時にコマンドを使って記録すると、オンラインのプロセスを記録するよう試みるようになりました。
- ファイル長さが5秒未満の場合に保存せずにサンプリングを中止したり、新たにサンプリングされたデータファイルを閉じたりしようとする際のSpike2のクエリが実行されなくなりました。
- テキストのFindダイアログとReplaceダイアログを切り替えた際に、検索テキストを保持するようになりました。どちらのダイアログでも、ダイアログが起動した際にこれまでのような型破りな方法でFind whatフィールドが更新されなくなりました。
- 予期しないファイル名や余分なファイル・フォルダが作成されてしまうため、AutomationダイアログのFile name templateフィールドではパス区切り文字(「/」や「\」など)を使用できなくなりました。
- Graphical sequence editorが改良され、パルスのドラッグがスムーズに行えるようになり、ちらつきが低減されました。
修正された箇所
- カーソルを移動した際に、カーソル位置の差異を表示するユーザー定義されたカーソル・ラベルに誤った値が表示されることがありました。
- Overdraw WMモードで描画されたWaveMarkチャンネルと大量のデータがTimeビュー内にある場合、表示の更新に2秒以上かかるため、画面の描画が完了するまで、何度も描画を繰り返すことがありました。
- ファイルのインポートを記録する際に、コンマが欠落した FileConvert$(...)スクリプト・コマンドが生成されていました。
- 組み込まれている複数のスクリプト・コマンドに、ツールチップのヒントが設定されていませんでした。
- 5. IIRApply()スクリプト・コマンドを記録する際のeTimeの引数が常に0または1に設定されていました。
6. Graphical sequence editorにおいて、Arbitrary waveformの項目をダブルクリックしたり、コントロール・トラックで選択したりすると表示されないことがありました。
7. XYデータをMATLABにエクスポートする際に、最初のXYデータポイントの複数コピーがエクスポートされていました。
変更された箇所
- (Talkerまたはインポートしたファイルからの)RealWaveチャンネルのNaN値とInfinity値が原因で、描画の不具合、フィルタリング・ダイアログにおける奇妙な軸範囲の設定やデジタル・フィルターからの不可解な結果など、Spike2全体に問題が生じていました。これを回避するために、 RealWaveチャンネルから読み込まれたすべてのデータをSpike2がスキャンし、NaN値を0.0に、Infinity値を(計算に余裕を持たせるために)最大許容値の半分に置き換えるようにしました。これらの値は、Skip NaNチャンネル・プロセスを追加することで削除できます(データには空白部分が生じます)。この空白部分は、Fill Gapsチャンネル・プロセスを使用して埋めることができます。
- これまで、サンプリング用のデータ・ファイルを開いたことを記録する際には、サンプリングに関連するプロセスを提供するために、現在のサンプリング設定を基にスクリプトを記述する必要がありました。しかし、この現在の設定方法を無効にし、その代わりにスクリプト・コマンドを使用して同じプロセスを生成するよう試みるよう変更しました。以前の状態での使用を希望する場合は、記録されたFileNew(0,1)コマンドに対する2番目の引数を1から3に変更し、後続の処理を設定するコマンドを削除してください。
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2021年4月 |
10.09c |
修正された箇所
- Spike2ソフトウェア一式にLAST.s2cxまたはDEFAULT.s2cx設定ファイルが含まれておらず、かつTip of the Dayが解除されていた場合、メイン・ウィンドウを表示しないままSpike2が起動していました。
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2021年3月 |
10.09b |
新しくなった箇所
- サンプリングあるいはRerunningの実行中にFill backgroundモードを設定すると、timeビュー用のChannel Imageダイアログからビットマップが表示されませんという警告が出ていました。
- Scriptデバッグ・ウインドウ(Local、 Global、 WatchならびにCallスタック)の起動時にウィンドウを移動させ画面上で見える位置に表示されるようにしました。これまでは一旦スクリーン外に移動させてしまうとその後に見つけるのが困難でした。
- Graphical sequencerエディタ内で背景色と前景色を変更できるようになりました。
修正された箇所
- MatLabファイルにエクスポートする際にAll Channelsを選択すると、ファイルのエクスポートが実行されませんでした。
- Data pointsとExpressionモード以外のActive cursors、Measurements to XYあるいはMeasurements to a data channelで、Eventチャンネルの検索がハングすることがありました。
- 1つのイテレーションが複数の計測値を持つMeasurements to a data channelプロセスが.s2cx configurationファイルから読み込まれた際に、誤ったエラーが生成されていました。
- リソース・ファイルからRateとMean frequency描画モードが復元された際、Time widthが1クロック・ティック分増えることがあり、非常に小さな(無意味な)値も拒否されていませんでした。
- EditメニューのPreferencesオプションにあるFill cursor labelsがSpike2のセッション間で保持されていませんでした。
- 一部のFont選択ダイアログが初期設定されたフォント・スタイル(Bold、Italic、Regular...などの)に合わせるためのFont Styleフィールドを設定していませんでした。
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2021年2月 |
10.09a |
新しくなった箇所
- 新しいバーチャル・チャンネル関数TEvt()が追加され、チャンネル上の最後のイベント以降の時間を生成できるようになりました。
- multi-trace WaveMarkチャンネルのtraceの選択を可能にするためのフィールドがVirtual チャンネルのCopy waveformあるいはLevel event ダイアログに追加されました。
- filename$() コマンドに新しいオプションを追加し、ファイル名のソースとして文字列を使用できるようにしました。
- Result view rastersの描画時のシンボルの大きさが、dot sizeの設定に従って描画されるようになりました(高解像度ディスプレーでは非常に小さく描画されていました)。
修正された箇所
- 1401の入力範囲が10ボルトに設定されていると、SampleCalibrate()スクリプト・コマンドが設定されたスケールファクタを2倍にして返していました。
- Amplitudeが0に設定されているActive cursor Peak searchが同じデータ値を持つ2つの連続したポイントを一つのピークとして検出することがありました。
- 拡大されたWaveformチャンネルを描画すると、画面下で切られているデータが画面に表示されることがありました。
- MemoryチャンネルのLevel event項目を追加あるいは削除しても、最後まで表示が再描画されていませんでした。
- WindowsメニューのClose All コマンドを使ってクローズしようとするとデータが失われることを警告するダイアログが生成されますが、 Cancelオプションを使ってもこのダイアログが再表示されることがありました。現在はこの操作をキャンセルできるようになりました。
- Active cursors付きのバージョン10.09では、ExpressionカーソルモードがMeasure to XYコマンドとMeasure to Channelコマンドで反復処理を実行していませんでした。
- Result viewにおいて、Raster Drawモード設定のSweeps、SortならびにSymbolsが保存されておらず、ビューがファイルに保存される際に復元されていました。
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2021年2月 |
10.09 |
新しくなった箇所
- Sampling Configurationにおいて、TalkerベースのWaveformチャンネルやRealWaveチャンネルにリアルタイムで(フィルターや修正などの)Channel Processを適用できるようになりました。
- Sampling Configuration内でTalkerベースのWaveformチャンネルやRealWaveチャンネルからチャンネルをDeriveできるようになりました。
- 1401ベースのチャンネル用Sampling Configuration Channelダイアログで、数値フィールドへの入力と同時に変更が正しいかどうかの確認が行われるようになりました。
- サンプリング設定ダイアログとスクリプト・コマンドにおいて、チャンネルのTitleとCommentの両フィールドに(例えばチャンネル番号の代わりに%cなどの)プレースホルダーを使用できるようになりました。
- COMポートを使用してサンプリングしたTextMarkチャンネルが、コンピューター上のポートであれば、COM1からCOM19という範囲以外のポートも使用できるようになりました。
- Sampling Configurationに新たにScriptタブが追加され、あらかじめ設定されたサンプリング中の時間にスクリプトを実行できるようになりました。新たにSampleScript()スクリプト・コマンドが追加されました。
- トリガ・イベントの発生時とTimedモードのサンプリングの各サイクルの最初と最後にスクリプトを実行するようにSampling Configuration Modeタブで設定できるようになりました。
- SampleTrigger()とSampleMode()スクリプト・コマンドが拡張され、サンプリング・イベントに対応して実行されるスクリプトをサポートできるようになりました。
- 最後にサンプリングされた(が、まだクローズされていない)ファイルをSampleHandle()スクリプト・コマンドがレポートするようになりました。
- SampleRepeats()スクリプト・コマンドがリピートの完了と現在のファイル番号をレポートするようになりました。
- データ・ファイル用のFile Exportダイアログが修正され、As Setチェックボックスが範囲リストにも適用されるようになりました。
- WindowTitle$()スクリプト・コマンドにflags%引数が追加されました。
修正された箇所
- Create New Bufferダイアログを使うと、データ・ポイント数が最小値の(6)以下であってもWaveMarkチャンネルの作成が可能となっていました。
- n個のトレースを持つWaveMarkチャンネルを検索する際にMinMax()スクリプト・コマンドを使うと、n個目より前のスパイク波形から検索が開始されることがありました。
- SampleWaveMark()スクリプト・コマンドによって、奇数のデータ・ポイントを保有するマルチ・トレース・チャンネルの設定が妨げられていました。
- Talkerライセンス情報の更新時にディスクに問題が生じるとSpike2がクラッシュすることがありました。
- Triggered モードでSampling Configuration Modeタブを使うと、トリガ・チャンネルとしてTalker波形を選択することが可能でした。
- 複数の出力範囲が設定されていると、File Exportダイアログの進捗バーが機能しませんでした。
- スクリプトでFileOpen(name$, 6)コマンドを使って構成ファイルをロードすると、ファイルやファイルの中身に問題があった場合でもエラーコードではなく、0を返してしまうことがありました。
- グリッド・ビューのセル内での文字編集の際にDelキーを使ってもテキスト・キャレットの右側の文字を削除できませんでした。
- Timeビュー内でAnalysisメニューのLinear Predict...コマンドを使っても何の効果もありませんでした。
- Micro1401-4へのArbitrary waveform outputにおいて、DACを4台使用できるオプションを使っていても3台以上のDACを同時に使用できませんでした。
- Amplitudeが0に設定されているActive cursor Peak searchが同じデータ値を持つ2つの連続したポイントを一つのピークとして検出することがありました。
- 拡大されたWaveformチャンネルを描画すると、画面下で切られているデータが画面に表示されることがありました。
- MemoryチャンネルのLevel event項目を追加あるいは削除しても、最後まで表示が再描画されていませんでした。
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2020年11月 |
10.08 |
新しくなった箇所
- Analysisメニューに新たに追加されたLinear Predict...コマンドを使うと、Timeビューの波形データとResultビュー・チャンネルにおいて短時間に発生するアーティファクトを、その前後のデータに基づいた推測値に置き換えることができます。同等の機能を持つスクリプト言語はChanLinPred()です。
- Timeビュー、 ResultビューならびにXYビュー内の水平カーソルと垂直カーソルに新しいオプションが追加され、この2種類以外のカーソルとの差異で位置を表示するようになりました。
- 接続されている1401の時間が他の1401と同期済みである場合は、1401のモニター補正後に、About Spike2ダイアログにSyncと表示されます。
- テキスト・キャレットを含むユーザー定義されたFuncあるいはProcの名称が、スクリプト・エディター内のFunctionsリスト・ボックスに表示されるようになりました。
- ChanZoom()スクリプト・コマンドが新たに追加され、Timeビュー、あるいはResultビューのズーム状況の制御やレポートを行えるようになりました。
- SampleSeqStep()スクリプト・コマンドが、キーやコメントに加えてテキストやgraphical output sequencerのステップに紐づいた表示文字列にアクセスできるようになりました。
- Sampling Configurationにおいて、Waveformチャンネルだけでなく、RealWaveソース・チャンネルにもChannel Processを適用できるようになりました。
修正された箇所
- Spike2のバージョン10ではApp(4) が常に0を返していたため、スクリプト制御されたウインドウにEditツールバーが追加されませんでした。
- スクリプト・エディターのRunボタンを使ってスクリプトを実行し、スクリプトがフロント・ビューに設定されてないビューを生成した場合、Runボタンを2回クリックしないとスクリプトが再実行されないことがありました。
- BReadSize(8,...)あるいはBWriteSize(8,...)スクリプト・コマンドに整数の行列引数を使用すると、Spike2がクラッシュすることがありました。
- SampleTrigger()スクリプト・コマンドのバリアント型変数(10.06版にて追加)を使ってトリガ・コードを文字列として設定すると、エラーが発生し、スクリプトが停止することがありました。
- PlayWaveStatus$()スクリプト・コマンドをMicro3、Micro4、Power2あるいはPower3に使用すると、引数pos%が位置をポイントではなく、バイトで返していました。このエラーはSpike2のバージョン7で組み込まれたものですが、Micro2とPower1への影響はありませんでした。
- Gate Settingsダイアログから、fixed durationモードを使ってProcessGate()を記録する際に、引数preとlenが入れ替わっていました。
- スクリプト内で-1 >> 64が「0」と判断されてましたが、これは「-1」であるべきでした。
- Line描画モード内にLevelイベント・チャンネルが見えている状態でサンプリングや再実行を行うと、マウス・ポインターがちらつくことがありました。
- サンプリングや再実行を行う際に、Waveformチャンネルの検索を遅いサンプリング・レートで実行すると、Update window everyを0.0に設定したAutomaticモードのMeasure to ChanプロセスにおいてSpike2がハングすることがありました。
- 10.07版では、アクティブ・ビューを変更しなかったスクリプト・ループ内でInteract()を使用すると、Interactバー上のボタンをクリックしても1回おきにクリックが無効になっていました。
- CED1902とMicro1401-4を併用した場合、1902の設定後にConditionerの設定によって、「不正な引数」エラーが誤ってレポートされていました。
- EDFインポーターが非対称的に拡張された整数データをサポートするようになりました。これまではそのようなチャンネルは誤った補正値を保持していました。
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2020年9月 |
10.07 |
新しくなった箇所
- S2Videoプログラムに、フレーム・タイムスタンプを設定する新しいオプションが追加されました。
- MP4動画ファイルをレビューする際に、1フレームごとの正確なコマ送りができるようになりました。
- y軸が無いチャンネルでも、グループに加えることができるようになりました(グループ・ヘッドにすることはできません)。この新機能を使って、Stateモードで描画されたチャンネルも、他のチャンネルの背景の色付けができるようになりました。
- 新しいArrRev()スクリプト・コマンドを使って、行列要素の反転ができるようになりました。
- XY Draw mode ダイアログで、チャンネルのソート・モードを変更できるようになりました。
- Time view、Result viewならびにXY viewのデータ領域内に軸を表示する機能が追加されました。この機能は、XY viewで表示されたデータを発表用に使用することを主に想定しています。
- Graphical Sequence Editor内でトラック・ラベルを変更できるようになりました。
- Sampling Configurationダイアログ、Channels TabサポートならびにCtrl + Copy As Textを使って、タブ区切りのカラム・データをコピーできるようになりました。
- Sampling Configurationダイアログ・タイトルは、サンプリングが実行されても消去されなくなりました(設定ファイル名を保存するため)。
- MemoryバッファのImport channelダイアログが改良され、エラーを報告するようになりました。
- TimeビューとResultビュー内で選択されたチャンネルをクリックによって解除できる領域に、ツールチップが表示されるようになりました。
- Cluster on Measurements設定ダイアログで、measurementの設定を文字列としてコピーすることやログすることができるようになりました。
- Sampling ConfigurationがLAST.s2cxでもDEFAULT.s2cxでもない最後の.s2cxファイルを確認できるようになりました。該当ファイルにアクセスするための新しいオプションがSampleConfig$()スクリプト・コマンドに追加されています。
- 「Cursor(1)」のように、スクリプト内でDlgValue$()を使うことで、X Valueフィールドに文字列を設定できるようになりました。これまでは、1が数字として認識されていたため、これはカーソル1の位置を表示していました。
- 定義された範囲上をクリックし、チャンネル・リストや時間範囲においてエラーが検知されると、データ・ファイル用のExport Asダイアログ内のダイアログ・フィールドが更新されるようになりました。
- Xvidビデオ・コーデックの情報がHelpに含まれるようになりました。
修正された箇所
- XYファイルを開いた時に、XYビューのy軸のタイトルが復元されませんでした。
- SampleConfig$(3)スクリプト・コマンドが、TextMarkチャンネルのコメントを誤ったカラムに挿入していました。
- Sampling ConfigurationからSet maximum channelsダイアログを開くと、Special channelsフィールドが常に0が設定されていました。
- サンプリング設定において出力シーケンサー・ファイルが欠けていると3つのメッセージボックスが生成されていましたが、現在は1つしか生成されないようになりました。
- ResultビューにおけるMean in X measurementとSD in X measurementの結果が、x軸単位ではなく、ピクセルで出力されていました。
- ダイアログ式であるCXnが誤ってCnX(n = 0-9)としてドキュメンテーションのリストに記載されていました。
- X軸位置を記録するダイアログが CXnをCursorX(n)に変換していませんでした。
- TimeビューとResultビュー内で、Ctrl + A を記録(または、チャンネル番号の下をクリック)しても、機能するコードが生成されませんでした。
- 任意のXYビュー内で、Y Axis RangeダイアログがAll channelsを表示中のチャンネルとして扱うようになったため、TimeビューとResultビューと整合が取れるようになりました。
- type%に12(XYファイル)と17(Gridファイル)が設定されていると、FileList()スクリプト・コマンドが機能しませんでした。
- スクリプト内で、行列ではない引数を使うようユーザー定義された関数であっても、特定の状況では行列に対応できることがあります。
- EditメニューのPreferences Displayタブにおいて、軸のLine thicknessが1ピクセルに設定されると、軸がスクロールされた際にグリッドの画素がダストとして残ってしまうことがありました。
- グリッドが表示される設定になっている、あるいは一番上のオーバードローされたチャンネルが表示されている背景色を上書きするように設定されている時にオーバードローされたチャンネルの背景描画を行うと、横スクロールの際に表示が崩れてしまうことが頻繁にありました。
- 暫定フィルターを作成せずにFiltApply(-1,...)を使用すると、pike2がクラッシュすることがありました。
- S2Video Configurationにおいてオプションを変更すると、動画の表示が消えてしまうことがありました。
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2020年7月 |
10.06 |
新しくなった箇所
- Cursor RegionsとCursor Valuesの両ダイアログをPrint screenがサポートするようになったため、スペースに合ったフォントがウインドウ・タイトルに使用されるようになりました。
- Sampling configurationダイアログのModeタブに新しいオプションが追加され、ディスクへの書き込みが実行されていなければ、s2videoアプリケーションのSlowフレーム・レートを制御できるようになりました。相当するスクリプト言語は、新たに追加されたSampleFPS()スクリプト・コマンドです。
- 出力シーケンサーが他の操作を実行中であっても、同時にデジタルのパルス・トレインを出力できるようになりました。
- Sampling configurationダイアログのModeタブ内において、Triggeredモードを使って全種類のマーカー・フィルターを指定できるようになりました。これまでは単一のコードにマッチングさせる選択しかできませんでしたが、SampleTrigger()スクリプト・コマンドのマッチング機能が拡張されたことで可能になりました。
- Sampling configurationダイアログのModeタブが、フィールド入力時に確認を行い、問題があればページ下部にリストを表示するようになりました。
- Marker Filterダイアログがマーカー・フィルターを文字列として指定できるようになり、様々な値が必要な場合には、ボックスにチェックを入れるよりも迅速に作業できるようになりました。また、クリップボードを使ってフィルターの仕様をコピー&ペーストすることもできます。
- MarkMask()スクリプト・コマンドが拡張され、マーカー・フィルターに文字列を設定し、取得できるようになりました。
- Draw Modeダイアログによって編集可能なフィールド内のエラーが報告されるようになり、間違った値が入力されるとOKボタンとDrawボタンを無効化します。
- Gridビューのコンテキストメニューの選択肢として、Grid size、Fit to Grid、Cut、CopyとPasteが追加されました。
- Cursor RegionsとCursor Valuesの両ダイアログが、設定、選択、さらにEditメニューのCopy操作を記録するようになりました。
- Cursor RegionsとCursor Valuesの両ダイアログの対話型セル選択機能が改良され、Selection()、Selection$()、MoveTo()とMoveBy()の4つのスクリプト・コマンドをサポートするようになりました。
- 右クリックのコンテキスト・メニューからDraw Modeダイアログなどのモードレス・ダイアログを開いた場合には、マウス・ポインターの横に表示されるようになりました。
- 優先されてない場合でも、GrdColourGet()スクリプト・コマンドがセルの表示色を報告するようになりました。
- スクリプト内でバー・ボタンをクリックしても、Toolbar()バーとInteract()バーが入力フォーカスしなくなりました。サンプリング時にはキーボードのMarkerチャンネル用にキーボード入力を使用したいはずなので、これは効果の高い変更です。
- スクリプト言語の文字列変数の最大長さを1,000,000文字から100,000,000文字へと拡張しました。
- Clusteringダイアログにおいて、INTHダイアログが位置を記憶するようになりました。
- Spike2の起動時にサンプリング設定ファイルをロードすると(...\DEFAULT.s2cx or ...\LAST.s2cx)、その名称がLogビューに書き込まれるようになりました。
- EditメニューのDisplay Preferences内に、High DPI設定が新たに追加されました。
- EDFインポーターが、より多くの種類のBDFファイルを認識できるようになりました。これまでは、一部の仕様が認識されず、24ビット長ではなく16ビット長のデータとしてインポートされたデータがリバートされ、データが使えなくなってしまってました。
- Keyフレーム・オプションがこれまでよりさらに追加されたMP4ファイルでもMMFrame()スクリプト・コマンドがサポートするようになりました。
修正された箇所
- Output sequencerをMicro4と併用した場合にDELAY 0が指示されると、本来遅れがあるべきではないにもかかわらず、(40億ステップ以上の)非常に長い遅れが生じていました。
- 例えば、Cursorダイアログを開く時などのような)現在のビューの変更を含むアクションを記録する場合であっても、常に新しいビューが選択されているわけではありませんでした。
- Gridビューがオープンしていて、かつ変更されている場合、入力フォーカスが5分毎にしか実行されないことがありました。
- Gridビューに名前が付けられている場合には、ユーザーがそのビューを保存しないように選択しても、閉じられる際に常に保存されていました。
- .s2gxファイルからGridがロードされた場合、現在のViewの色とApplicationの色が適用されず、またグリッド・セルの編集に使用されたフォントも更新されませんでした。
- 現在のビューがGridウインドウ、あるいはInfoウインドウであった場合、 Global Debugウインドウがウインドウ種別として「Unknown」を表示していました。
- 最大化されたGridビュー上でFit to Gridコマンドを使うと、ビュー・サイズの変更は行われましたが、ビューは最大化されたままでした。
- Graphical output sequencerにおいてデジタル出力とデジタルMarker入力を同時に行うと、正しい順序で実行されませんでした。
- Graphical output sequencerのSection設定において、セクション・コメントの変更を適用するためのOKボタンが有効化されていませんでした。
- Cursor ValuesとCursor Regionsの両ダイアログにおいて、(C0とC0-C1用の)最初のラジオ・ボタンが無効になっていました。
- Move()%によるvh%引数とch%引数のコールバックに関する誤った情報が、ToolbarMouse()スクリプト・コマンドのドキュメンテーションに記載されていました。
- Sample BarダイアログのAdd...ボタンが、追加されたファイル内に保存されたラベルとコメントを読み込んでおらず、さらには最新版のSpike2では使用できないはずの古い.s2cファイル形式にも対応していました。
- Spike2のバージョン10.05では、ユーザー定義のダイアログ内で(Enterキーによって起動される)デフォルト・ボタンがCancelボタンであり、OKボタンではありませんでした。
- Gridビュー内でF1キーを使っても、オンラインHelpを開けませんでした。
- Spike2のバージョン10.05では、DrawModeダイアログ内のRealMarkデータ用Data Indexフィールドが無効になっていました。
- Timeビューが一番最後のアイテムの一つ手前のピクセルで終了していました。
- Power3AへのArbitrary waveform outputが、非常に遅いレートの時以外機能していませんでした。
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2020年5月 |
10.05 |
新しくなった箇所
- イベントの間隔を表示するTime view描画モードのIntervalが追加されました。
- 不透明な背景色を使ってカーソル・ラベルを描画する設定ができるようになりました。こうすることで「雑然とした」波形の背景にあっても読みやすくなります。
- Gridビューに色が追加され、ビューあるいはセルで設定できるようになりました。新たにGrdColourSet()とGrdColourGet()スクリプト・コマンドとViewColourSet()とViewColourGet()への拡張機能が追加されました。
- 変更されたアイテムの名称が色の変更記録に含まれるようになりました。
- Gridビューのサイズ変更と、グリッドのカラムの見出しの設定をインタラクティブに行えるようになりました。
- 多数のスパイクを持つメモリーからPrincipal Component Analysisダイアログを実行すると、一般的なエラーではなく、固有の理由を表示するようになりました。
- Helpメニュー「About Spike2」ダイアログ内のCopyコマンドが、クリップボードにコピーされた情報内にあるSpike2のインストレーション・フォルダにも適用できるようになりました。
- スクリプト言語内であればどこでもチャンネル指定子を使用できるように、またunselected channelsを意味する「-6」も使用できるようになりました。
- 水平カーソルと垂直カーソルのactive cursor modeダイアログにボタンが追加され、他のactive cursor modeダイアログに切り換えられるようになりました。
- Set Marker Codesダイアログを初めて使用する際には、Ctrl+Altを押しながらドラッグする操作でスパイクを選択できることが念押しされます。
- 非ASCII 文字を含む名称を持つMatlabファイルにデータを保存できるようになりました。
- PlayWavePoints()スクリプト・コマンドは領域内にある最大ポイント数をレポートするようになりました。
- FileStatus()スクリプト・コマンドが追加され、読み込み専用、ディレクトリ、隠れ属性などのファイルシステムのオブジェクト・プロパティをレポートできるようになりました。
- DrawModeCopy()スクリプト・コマンドが追加され、タイム・ビューやリザルト・ビューにおいて、任意のチャンネルの描画モードを他チャンネルの一覧へ適用できるようになりました。
- Replace$()スクリプト・コマンドが追加され、文字列を生成し、部分文字列の全出現回数を置き換えるようになりました。
- TDTインポーターが.sevファイルがないことをレポートし、存在するファイルを使って処理するよう全力で試みるようになりました。これまではファイルが欠落していた場合にはその時点で処理を停止していました。
- ToolbarEnable()スクリプト・コマンドを使って、 Idle機能がツールバーに設定されているかを検出すること、および有効化されているボタン数を数えることができるようになりました。
- 整数モードに設定され、かつ矢印キーを使用している時のユーザー定義されたダイアログのスライダー・コントロールの振る舞いが向上しました。
- DlgValue()スクリプト・コマンドを使って、ユーザー定義のダイアログ内で実数および整数フィールドの許容範囲を変更できるようになりました。
- LocalsとObjectsスクリプトのデバッグ・ウインドウに新しくViewメニュー・オプションが追加され、画面がごちゃごちゃになるのを防ぐために、Proc/Func名称やObject名称を除外し、変数の名称だけを表示するようになりました。
修正された箇所
- Object variable名であるべきところにObject type名を用いたスクリプトを使用するとSpike2がクラッシュすることがありました。
- VisibleチャンネルあるいはSelectedチャンネルのみを表示する新しいオプションが使用されていると、Channel Coloursダイアログが正しく機能しないことがありました。
- ユーザー定義の文字列を含んだアクションを記録する際には、いかなる場合でも「"」と「\」の埋め込み文字を検出することができませんでした。
- Sonogramとして描画された波形、あるいは周波数として描画されたRealMarkチャンネル用のタイム・ビューチャンネルの単位設定が「Hz」から独立した単位の変更を行っていませんでした。
- Mean Frequencyモードで描画されたEventチャンネルのSamplingやRerunが、ゼロに線を伴う「まだ達していない」時間の領域まで塗りつぶしていました。現在、この領域は他のすべての描画モードとの整合性をとるため空にしてあります。
- カーソル幅が1ピクセル以上である時にソノグラム・キーなどのアイテムをドラッグすると、グリッドの画素が「ダスト」のように残ることがありました。
- Spike2を起動するたびにプログラム・アップデートのHelpページが表示されていました。
- グループ化されたチャンネルのチャンネル番号はそのチャンネルの基本色で描画されますが、チャンネルの基本色を変更しても、チャンネル番号が再描画されていませんでした。
- New Horizontal cursorボタンを使用すると、チャンネルがグループ化されているにも関わらず(カーソルが非表示であるべき時でも)、表示チャンネルの中でy軸を持つ最も下にあるチャンネルにカーソルを追加していたため、見え方に一貫性がありませんでした。現在はグループを代表するチャンネルにカーソルを追加しています。
- 水平カーソル1が存在しない場合、Active Horizontal cursor modeダイアログを開くことができませんでした。
- CalibrationダイアログとSet Marker Codesダイアログがエラー・メッセージを表示していませんでした。
- Sampling configurationダイアログが、RealWaveチャンネルとDerivedチャンネルのScale値とOffset値を表示していませんでした。
- Sampling configurationダイアログにおいて、Derivedチャンネルが誤ったサンプリング・レートを表示することがありました。
現在はダウンサンプリング・レートを表示します。
- Derived channels設定ダイアログがチャンネルのUnitsフィールド、ScaleフィールドあるいはOffsetフィールドへの変更を保存していませんでした。
- SampleProcess(chan%,-1)スクリプト・コマンドが、「Bad argument count(引数の数が不正)」をレポートしていました。
- Sampling configurationに存在しないマルチ・トレースや入力とともにWaveMarkを設定すると、何ら助けにならない一般エラーである「1401 command error(1401コマンドエラー)」になっていました。
- 派生チャンネルや波形チャンネルを使ったオンライン処理上でのサンプリング記録が機能していませんでした。
- 新しい32ビットの.smrファイルにサンプリングを記録しても、32チャンネル以上の設定がされていない場合には、64ビットの.smrxファイルへのサンプリングとして記録されていました。
- 新しいデータ・ファイルにサンプリングを記録すると、負のデバウンス期間が記録されていませんでした。
- 非連続ポートを使ってマルチ・トレースのWaveMarkチャンネルのサンプリングを記録しても、連続ポートとして記録されていました。
- TriggeringをNot triggeredに設定してサンプリングしても、Use previous triggerモードが使用されていたため、記録されていませんでした。
- Marker filterダイアログを記録する際に、MarkTrace()スクリプト・コマンドが誤ったチャンネルを設定し、WaveMarkチャンネルではないにも関わらずこのスクリプト・コマンドが出現していました。
- 存在しない.curまたは.aniカーソル画像ファイルをロードしようとしてMousePointer()スクリプト・コマンドを使用した場合に、「0」を返していませんでした。
- InfoRun(2)がInfo window timerをリセットしていましたが、停止すべき時でもタイマーを動かしていました。
- LastTime()とNextTime()スクリプト・コマンドがマルチ・トレースのWaveMarkデータと使用され、かつ第4引数がベクターであった場合、返されるデータは常に一つ目のトレースで、MarkTrace()によって設定されたトレースではありませんでした。
- n%ボタンが存在しない場合に、ToolbarEnable(n%)スクリプト・コマンドの戻り値が文書記載の「-1」ではなく「0」になっていました。
- グリッド・ビューにおいて、グリッド・ビューの右側に使用されていないスペースがあった場合にはXHigh()コマンド・スクリプトにより「0」が返されていましたが、現在はカラム数を返すようになりました。
- グリッド・ビューの作成を記録する際に、グリッド・サイズが設定されていませんでした。
- Info windowが現在のビューになっていると、ViewColourSet()とViewColourGet()スクリプト・コマンドが「View is wrong type(ビューの種別が間違っています)」エラーを生成していました。
- Timeビューの描画モード「11」と「12」(BPMモード)において、DrawMode()、MinMax()ならびにChanValue()スクリプト・コマンドがedge%引数を無視していました。
- 破損したリソース・ファイルの更新を試みるとSpike2がクラッシュすることがありました。
- Spike2が大容量(数MB)のPlayWaveメモリー領域を持つリソース・ファイルを読み込む際に長い時間がかかっていました。
- Objectsを使うスクリプトのデバッグ時に、オブジェクトとそのメンバーの表示に複数の問題がありました。
- OverdrawWMモードで描画され、Key付きのSonogramを持つWaveMarkチャンネルを含むTimeビューをスクロールすると、Keyがスクロールされ、再描画が始まり、画面が滅茶苦茶になってしまうことがありました。
変更された箇所
- Gated processingモードで、User check positionsが設定されていると、「Yes to All」ボタンとCancelボタンが各ゲート・コンディションではなく、プロセス・リクエスト全体に適用されるようになりました。
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2020年3月 |
10.04 |
新しくなった箇所
- Binsize()がDialog expressionとして追加されました。
- Processダイアログがstartとendタイム・フィールドへの変更のトラッキングを行い、エラーをレポートするようになりました。
- 文字列を反転させるReverse$()スクリプト・コマンドが新たに追加されました。
修正された箇所
- Process Settings...ダイアログにデータを返して再処理を行うと、Measurements to a data channelの記録が正しく行われませんでした。
- Process Gateダイアログの記録時に、variable gateモードにおいて2つの引数が逆に扱われていました。
- Process GateダイアログとProcessGate()スクリプト・コマンドがHelpリンクから抜けていました。
- 可変長ゲート制御を使うProcessを持つsampling configurationファイルやResourceファイルの読み込みができませんでした。これが、該当するファイルを修正するスクリプト(Fixs2cs.s2s)です。
- ChanFit()スクリプト・コマンドのバリアントが一つの引数を使っている場合に「Wrong number of arguments(引数の数が間違っています)」エラーが生成されていました。
- sampling configurationを保存する際に、現在のProcessesを保存する前に既存のProcessesを消去していませんでした。これが原因で保存するたびにサンプリングProcessesが倍増していた可能性があります。
- ほとんどのファイル・インポーターが、インポートされたファイルの時間分解能として、インポートされたデータに適合する1マイクロ秒に最も近い値を設定していました。ADInstrumentsのデータ・インポーターもファイルの時間分解能をデータに適合する最大値に設定していましたが、通常その値は不都合なほど大きな値でした。
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2020年3月 |
10.03 |
新しくなった箇所
- インタラクティブにでも、またスクリプト言語を使っても、チャンネル当たり1アイテム以上のRealMarkチャンネルに対する計測を行えるようになりました。
- Sampling configurationのPlay waveform Tabと新たに追加されたPlayWaveCtrl()スクリプト・コマンドを使ってキーボードとplaywaveツールバーからのPlay wave出力リンクを無効化できるようになりました。
- SampleKey()スクリプト・コマンドに出力シーケンサーと波形再生システムのトリガを防ぐオプションの引数が追加されました。
- X Axis Rangeダイアログでユーザー入力エラーが発生すると、Drawボタンの無効化に加え、状況を説明するメッセージが表示され、すべてのフィールドにおけるエラーが検知されるようになりました。
- データ・チャンネルのChange Coloursダイアログが、Allチャンネル、Visibleチャンネル、 あるいはSelectedチャンネルで使用できるようになりました。
- FiltApply() スクリプト・コマンドが、一秒程度かかるフィルター・プロセス用の進捗バーの表示リクエストを行うようになりました。処理に時間がかかることを示すために、フィルター処理中には「待機」カーソルが表示されます。
- 処理に一秒程度かかる場合は、ChanSave()スクリプト・コマンドが進捗バーを表示するようになりました。
- Listener()スクリプト・コマンドが新たに追加され、作動中のlistener機器(s2videoのコピー)の数を数えられるようになりました。
修正された箇所
- オブジェクトのメンバー関数にfuncあるいはproc名を引数として渡すことができませんでした。
- RealMarkチャンネルからタイトルをリード・バックする際にChanTitle$()がindex%引数を使用していませんでした。
- メモリー・バッファのAdd ItemダイアログのDataフィールドに「-(マイナス記号)」を設定すると何の助けにもならないメッセージボックスが表示され、マーカー・コード入力を確認していませんでした。現在ダイアログ内のこれらのアイテムの確認は入力中に行われ、不正な入力があるとAddボタンが無効化されます。
- Windowメニューにあるファイル名のドロップダウン・リスト上のファイル名リストから「&」が削除されていました。
- カーソル 0のリンクボタンをマルチメディア・レビュー・ウインドウに記録するとコメント・マーカーが誤った場所に配置されていました。
- Measurement to XY とMeasurement to channelが、常に「X/Y Time is invalid(X/Y Timeが無効です)」エラーを生成し、User entered value測定モードを使用できませんでした。
- 時間がかかる処理の実行中に表示されるProgressダイアログを中断する際にCancelボタンを複数回クリックしないと中断しないことがありました。
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2020年1月 |
10.02 |
新しくなった箇所
- サンプリング開始時のロバスト性が向上しました。SampleStart()後に「アイドル」時間をリリースしなかったスクリプトを使用した場合には特に顕著です。
- Spike2は起動時に不足している特別なフォルダがあれば、その作成を試みます。このことが、システムが複数アカウントで使用されている場合に起こる権限関連のエラーの回避に役立つ可能性があります。もし不足しているフォルダが作成できなかった場合には、警告が起動時にログ・ビューへ送信されます。
- Program DataファイルパスをレポートするためのFilePath$(-6)を追加しました。
- ヘルプメニュー「About Spike2」ダイアログ内の「Copy」ボタンを使って診断用のファイルパス情報をコピーできるようになりました。
- グラフィカル・シーケンサー出力をS2PSEQ$.PLSファイルとしてサンプリング用に保存できない場合には、警告が出るようになりました。
- 垂直Cursor Labelダイアログと水平Cursor LabelダイアログにApplyボタンを追加し変更が適用できるように、またダイアログを開いたままの状態にしておけるようになりました。
- ExportChanList()に新たにflag%値(4)を追加し、ファイルのエクスポート中に進捗バーを表示できるようにしました。
- マウス・ポインターをチャンネル番号上でホバーさせると、オーバードローされたチャンネルに有益なツールチップを表示するようになりました。
- BIOPACインポーターを修正し、ファイルの最後のデータが欠落している古いフォーマットのファイルにも対応できるようになりました。
- s2videoプログラムを使って必要なRegistry設定をプリセットすることで、より簡単にXvid Codecを使用できるようになりました。
- (最初に使用可能な)ユニット0がリクエストされた時にどの1401がオープンになったかをU1401Open()がレポートできるようになりました。
- グリッド・ビュー用に、FileList()が type%値17をサポートするようになりました。
- FileName$()がマルチメディア・ウインドウのファイル名をレポートできるようになりました。
- 1401がサンプリング開始のトリガ待ち状態にある時でも、PlayWaveCopy()とPlayWaveLink$()スクリプト・コマンドを使用できるようになりました。
- ChanProcessAdd()のドキュメンテーションにDebounce (PType%=12)とすべてのプロセスに対するデフォルトの引数値の説明を追加しました。
- ChanColourSet()スクリプト・コマンドを使って一回のコールで複数のチャンネル設定ができるようになりました。
- MMPosition()を拡張し、カーソル0のリンク状況とコマンドによるシーク操作や実行操作が完了したかどうかをレポートできるようにしました。
修正された箇所
- 1401への入力用に使用されているサンプリング・チャンネルが1から連続していない場合、Edit WaveMarkにあるオンラインのスパイク形状ダイアログが、値の調整やトリガされてないデータの表示を実行していませんでした。
- チャンネルを変更すると、オンラインのスパイク形状ダイアログ内のバックグランド・データの表示が消えてしまうことがありました。
- 出力シーケンサー内でFormatコマンドが「WAVEGO code,-,OptLab」の「-」記号をスペースに変換していたため、コンパイルが実行されていませんでした。
- Drawモード・ダイアログ内でDotsモードの波形として描画されたRealMarkデータを記録する際に、ドットサイズが正しく記録されていませんでした。
- サンプリング用に開いている1401が無い場合にPlayWaveCopy()、PlayWaveKey2$()、あるいはPlayWavePoints()スクリプト・コマンドを使用すると、スクリプトが「Interpreter error (call CED): -581(インタプリタ・エラー【CEDに要連絡】: -581)」で停止していました。 現在は適切なエラー・メッセージが生成されるようになっています。
- 2つ以上のSpikeソーティング・ウィンドウが開かれていて、かつサイズ調整が異なる方法で行われていた場合にチャンネルを変更すると、表示が乱れることがありました。
- 複数の波形チャンネルが固定された軸と補正値でグループ化されていた場合、チャンネル間隔が不正確になることがありました。
- XYビューにおいて、ChanColourGet()スクリプト・コマンドが正しいバックグラウンド・オーバライド(item% = 0)を取得していませんでした。
- Alt + 数値キーパッドのUp/Down(上/下)キーを使って現在選択している行を一行上あるいは下に移動させる機能を無効にしました。この機能を使うと確かに選択中の行を移動できましたが、移動した行は、Altキーをリリースした際にAltキー + キーパッドで作成された任意の文字で置き換えられてしまっていました。選択した行の移動には、Alt + (キーパッド以外の)Up/Down(上/下)キーを使用してください。
- 入力フォーカスがある時にユーザーがEnterキーを押すと、マルチメディア・レビュー・ダイアログが閉じてしまっていました。
- 派生チャンネルの作成元のサンプリング設定内でチャンネルを消去しても、この派生チャンネルが消去されていなかったため、不正なサンプリング設定が生成されていました。
変更された箇所
- ChanDecorate()スクリプト・コマンドのステート・リード・バックが互換性を持たない方法で変更されていたため、これまではモードを設定しないと、モードのリード・バックができませんでした。
- WaveMarkデータ(スパイク形状)を含むスクリプトからサンプリング設定を作成し、スパイク形状設定ダイアログを使わずにテンプレートの生成とトリガ・レベルの設定を行った場合、スパイク形状検知トリガ・レベルが0に設定されていました。この結果、予想に反して、ノイズによってトリガされた非常に小さなスパイクを取り込んでいました。現在このケースでは、フルスケールの半分にトリガ・レベルが設定されるようになりました。
- 出力シーケンスをフォーマットするキーボード・ショートカットをCtrl + F4からShift + F4へと変更しました。この結果Ctrl + F4が空き、Windowsの標準機能であるCloseウィンドウのショートカットとして使用できるようになりました。
- 複数の波形チャンネルが固定された軸と補正値でグループ化されている場合、グループ化されたチャンネル数が多い場合に間違っているように見えてしまうため、Optimiseで表示しても画面の上下に5%の追加スペースが付与されなくなりました。
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2019年12月 |
10.01a |
新しくなった箇所
- オフライン波形出力が駆動するカーソル0によって、カーソル0のその他のドライバーを取り消せるようになりました。
修正された箇所
- 1401によってサンプリングされたチャンネル番号が飛んでいる場合、サンプリング設定が機能せず、クラッシュすることがありました。例えば、チャンネル1、2、3にサンプリングされた波形には問題ありませんが、(チャンネル1を飛ばして)チャンネル2、3、4に波形をサンプリングすると問題が生じていました。
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2019年12月 |
10.01 |
新しくなった箇所
- データを取得して新たなチャンネルを生成したり、サンプリングされたデータを置き換えたりできるようになったため、1401によってサンプリングされた波形に対して一つ、あるいは複数の処理を適用できるようになりました。当初使用できる処理は、IIRフィルター、修正、差分やサンプルレートの低減です。インタラクティブに、あるいはスクリプトから、これらの処理をサンプリング設定に適用できます。
- SampleDerived()とSampleProcess()という新しいスクリプト・コマンドを追加し、派生チャンネルとリアルタイムのチャンネル処理をサポートできるようにしました。
- Spike形状をソートするコンポーネントにおいて、テンプレートの尺度がターゲット・チャンネルの尺度と合わない場合には、LoadとSaveテンプレート・ダイアログが(可能な場合には)テンプレートの拡大縮小を行うようになりました。この変更は、EditメニューにあるPreferencesのCompatibility Tabで無効化できます。
- ADInstrument Labchartファイル用のデータ・ファイル・インポーターを新たに追加しました。
- Spike形状をソートするTemplate設定ダイアログに新たなオプションを追加し、マルチトレースを持つNew WaveMarkダイアログを使った際に独立トリガを無効化できるようになりました。SSParam()スクリプト・コマンドの引数であるflg%がこのオプションをサポートするために拡張されました。
- 関連するタイム・ビューのカーソル0に紐づいているMutimediaウインドウを再実行することができるようになりました。この結果カーソル0が移動して現在の再生位置を示し、カーソルを画面に表示しておくためにビューがスクロールされます。MMPosition()スクリプト・コマンドに再生とカーソル0の紐づけを制御する新しいオプションが追加されました。
- Spike形状ダイアログ、Measurement処理そしてMultimedia再生によってCursor 0を駆動できるようになりました。これまでは、すべてのドライバーが同時にアクティブになっていたため、混乱の原因となっていました。現在は、各新しいドライバーがその他のアクティブなドライバーを取り消すことができます。
- タイム・ビュー内で、いったんサンプリングが終了すれば、サンプリングされたデータ・チャンネルを削除できるようになりました。これまでこの操作を行うためには、一度ファイルを閉じ、再度開く必要がありました。
修正された箇所
- 通常数百項目中の一つであるスパイクが内部バッファ内の最後の項目となった場合、
WaveMarkデータのショートリード(Spike形状)がWaveformとしてデータを取り込めないことがありました。
- バージョン10.00におけるスパイク形状のサンプリング設定にバージョン9のSpike2のコマンドが使用されていたため、このコマンドにアクセスできない場合にはこの設定はできませんでした。
- ColourSet(0,-1)とColourSet(0,-2)スクリプト・コマンドを使って色彩パレットをライト・モードやダーク・モードに再設定しても、その対象となったビューを無効化していませんでした。
変更された箇所
- リソースから読み込まれたSpike形状テンプレートがターゲット・チャンネルに合うよう尺度を変えるようになりました。この変更は望ましいものであると考えていますが、もし何らかの問題を引き起こす場合にはお知らせください。
- MMPosition()スクリプト・コマンドが4をsPlay%値として使ってフレームごとの移動を行うようになりました(バージョン8.19a、9.09a、そして10.01以前は3でした)。
- Spike形状ダイアログがアクティブである時にカーソル0をドラッグすると、ダイアログが新しいスパイクを検索してしまい、マウスボタンがリリースされないと検出されたスパイク位置にカーソル0が移動しませんでした。
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2019年11月 |
10.00 |
新しくなった箇所
- 新しいInfoウインドウでは、ユーザが定義したデータ・ビュー情報(タイマー、時刻、データ値や測定値など)の表示に加え、音声出力のオプションもあります。これらの設定はインタラクティブに、またはスクリプトから行うことができます。
- Micro1401-4の使用も可能です。
- スクリプト言語がユーザ定義のオブジェクトをサポートするようになりました。
- スクリプト言語のconst宣言文が、定数式だけでなく、ランタイム時に算出された値からの初期化に対応するようになりました。
- 自動データ処理において可変長ゲートを使用できるようになりました(例:信号周波数が高い場合の処理など)。この機能をサポートするためにProcessダイアログを改修し、ProcessGate()スクリプト・コマンドを追加しました。
- リソース・ファイルと構成ファイルの保存とロードがこれまでのバージョンのSpike2よりも高速になり、使用するシステムメモリも少なくなりました。
- EditメニューのClearコマンドをXY ビューで使用することでデータ・ポイントを消去できるようになりました。リザルト・ビューとXY ビューの両方において、EditClear()として記録します。
- ターゲット・タイム・ビューが現在のビューでない場合でも、Rerunダイアログを記録できるようになりました。
- フラグ設定の無いオプション・ラベルを使用できるようにするため、WAVEGOシーケンサー・コマンドがフラグ無し(「-」)のオプションをサポートするようになりました。
- Setカラー・ダイアログが拡張され、情報ウインドウの文字と背景の色をサポートするようになりました。ツールチップによるサポートとHelpボタンも追加されました。
- DlgGetPos()スクリプト・コマンドがダイアログの幅と高さを返すようになりました。
- FileList()スクリプト・コマンドを使って、インタラクティブにユーザがファイルを選択できるようになりました。
- FileConvert$()スクリプト・コマンドを使って、ユーザが使用するファイル・フィルター・リストや初期ファイル名のテンプレートを設定できるようになりました。
- Time$()、FileTime$()、TimeDate()、FileTimeDate()やFileTimeDateSet()スクリプト・コマンドが拡張され、時間をミリ秒でサポートできるようになりました。
- 任意波形出力がPower3AとMicro4 200 MHzクロックを利用して、より優れた周波数分解能を提供できるようになりました。
- Str$(x,-1)スクリプト・コマンドが、正確性を欠くことなくxを読み込むことができる有効数字の最小数を生成するようになりました。
変更された箇所
- テキスト・エディター内で検索を行った際、スクリーン外に表示されていた検索結果が、スクリーン上部や下部ではなく、スクリーン高さ中央に表示されるようになりました。
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