2014年9月 |
6.18 |
修正された箇所 |
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- 現在、FitValue() スクリプト・コマンドは機能しています。以前は結果が役に立ちませんでした。
- 波形データを MATLAB にエクスポートする際に、データにギャップがあると、ギャップを見落とすことがあり、ギャップがないかのように、ギャップの後のデータがギャップの前のデータに追加されていました。
- size% 引数を使って PlayWaveAdd() の第 3 のフォームでスペースが確保されるとき、任意波形出力の持続時間は 1 秒に制限されていました。
- 平均周波数モードで描画されたチャンネルでスレッシュホールドを過ぎて上昇または下降するデータのアクティブ・カーソル検索が失敗することがありました。
- ChanValue() は、そうすべきときに 3 次スプライン・モードを使用していませんでした。
- オンライン XY ビューの DlgChan() は、関連するタイム・ビューで同じチャンネル番号がオフの場合、チャンネルをオフとして報告していました。
- Cursor regions ダイアログと ChanMeasure() におけるイベント・チャンネルのタイム・ビュー谷モード測定が不適切でした。
- サンプリング中に、最後にディスクにフラッシュされた時間を越えるイベント・ベースのチャンネルの読み取り値が、最後にディスクにフラッシュされた時間で切り捨てられていました。
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2012年10月 |
6.17 |
新しくなった箇所 |
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- 現在、Digitimer D360 に対して信号変換器サポートが含まれています。
- ADC および DAC 範囲情報を含まない古いサンプリング設定を読み込む場合、チャンネルのスケーリングを点検するよう警告を受けます。古い設定が ±10 ボルトの ADC および DAC の 1401 で使われていて、現在 ±5 ボルト・システムを使用している場合には、スケーリングを手動で調整する必要があります。
- ChanList() は現在、チャンネル仕様の文字列に構文エラーが含まれている場合には、-1 を返します。
- Power1401-3 がサポートされています。
- ChanSave() は現在、変更を作成先のファイルに引き渡します。これは、保存後にシステム電源を失った場合のファイルの回復に役立ちます。
- 現在、COM9 を超えるシリアルラインのポートが許可されています。
- FileConvert$() によって開かれるファイル選択ダイアログは現在、初期ファイル・タイプを設定します (可能な場合)。ファイル・タイプを設定すると、自動ファイル・タイプ検出によってオーバーライドされることはありません。
修正された箇所
- ChanFitShow() で、opt% を範囲の終わりを返す -2 に設定すると、正しく作動しませんでした。
- Virtual Channel Instantaneous Frequency ダイアログには、プロンプトとして RealMark チャンネルがありました (ただし、イベント・ベースのチャンネルは使用可能です)。
- チャンネル n と m をオーバードローするのに ChanOrder(n, 0, m) を使用後に、ChanOrder(n, 1, m) がそれらを区別しませんでした。
- 現在、Memory buffer Import ダイアログでレベル・トリガーを指定するときに、View(-n). プレフィックスを使って複製タイム・ビューを分解することができます。
- 最大数のチャンネルでサンプリングする場合、これまでと異なり、Sampling Configuration ダイアログで混乱が生じることはありません。
- Channel Process Median フィルターが中央値を選ばない可能性がありました。
- サンプリングされたファイルへ逆向きにスクロールした場合、サンプリングが中断される可能性がありました。
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2011年3月 |
6.16 |
修正された箇所 |
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- MinMax() スクリプト・コマンドを、最小/最大間隔を検索するためにイベント・チャンネルで、選択した時間の範囲が 8000 以上のイベント時間であったときに使用した場合、終了する可能性がありました。
- ビューの左下のボタンとチャンネル Y 軸領域の間の画面の領域が、チャンネル・リストに最後のチャンネルが表示されていなかった場合には再描画ではっきりしませんでした。
- 別のチャンネルに基づいてチャンネルを作成する 2 つの引数を持つ MemChan() コマンドのバリエーションは、波形、RealWave または WaveMark チャンネルのチャンネル単位をコピーしませんでした。
- サンプリングを設定してダミー・チャンネルの最適化を使用するようにし、そのあとで micro1401(mk II あるいは -3でなく) でサンプリングした場合、波形チャンネルのサンプル・レートは不正確になりました。現在は、サンプリング設定を調整するようにメッセージが出されます。
- チャンネルの拡大縮小率が非常に大きな値(例、1e37)に設定された場合に、Copy As Text が Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- コメントが 71 文字を以上の長さになった場合、File Informationダイアログで警告メッセージが出されました。ただし、この限度は 79 文字になっているはずでした。
- PCA ダイアログの以前の使用状況によっては、PCA(主成分分析)ダイアログをオンラインで開くと、Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- Rm または Rmc コマンドを使用して、RealMark データを波形に変換するためにバーチャル・チャンネルを使用しているときに、Spike2 をハングさせる可能性がありました。
- ChanProcessClear() または ChanProcessClear(-1) は、すべてのチャンネルからチャンネルの処理を削除しますが、チャンネル変更インディケータをチャンネル番号から消去しませんでした。
- グラフィカル・シーケンサー・ダイアログで、グラフィカル・モードに切り替えた直後の場合は、Write as text sequence ボタンで何も実行されませんでした。
- ユーザー・ダイアログにボタン機能があり、ボタン機能で別のダイアログが開き、0 を返す場合に(OK がクリックされたように、元のダイアログを閉じ、DlgShow() 引数を更新するという意味)、元のダイアログは閉じましたが、引数は更新されませんでした。
- SampleAbort() は記録しませんでした。
- X または Y 軸ダイアログで、ティック・サブディビジョンを 25 の最大値に設定した場合、値は無視されました。
- Maxtime() を RealMark チャンネルから得られた バーチャル・チャンネルで使用すると、クラッシュを起こす可能性がありました。
- LastTime() では、RM、 RMC、IF または IFC 式を使用するバーチャル・チャンネルで使用されるとき、RealMark および瞬時周波数データは、全範囲に及びギャップはないものと仮定していました。
- 非常に高率の拡大機能で描画された Level Event データを側方スクロールしている間に描画の障害がありました。
- グラフィカル・シーケンサーで生成された傾斜波では、ティック当たりの増分に対して十分にそれと分かる値が出力されませんでした。
- ChanShow() および ChanHide() スクリプト・コマンドが複数の引数と一緒に使用される場合、仕様タイプの一部(例、文字列としてのチャンネル・リスト)では、チャンネル追加する前に、チャンネル・リストが消去されました。
- スクリプトを実行して、ユーザーが長い描画操作をキャンセルするために、Ctrl+Break を入力したとき、スクリプト・ウィンドウが起動していた場合、ETX (3 文字)がスクリプト・ウィンドウに表示される可能性がありました。
- ユーザー定義のダイアログで、Cancel ボタンは Esc キーでは有効になりませんでした。
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2010年8月 |
6.15 |
新しくなった箇所 |
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- 現在、Sampling Configuration ダイアログの Automation タブで %D と %T を使用して日付と時刻を設定することができます。
- Neuralynx ファイル・インポーターには現在、WaveMark データ・チャンネルのコードが含まれます。
- Binary ファイル・インポーターでは、BinLast.bib として使われた最後のインポート構成がインポート・フォルダに保存されます。Bin_Def.bib が存在する場合は、かならず Bin_Def.bib 使用され、存在しない場合には、BinLast.bib が使用されます。
- MaxTime(chan%) (ただし、ここで chan% は仮想チャンネル)は現在、仮想チャンネル上の最後の波形ポイントの時間を返します。以前は常に 0 を返しました。
修正された箇所
- Time$() script コマンドでは、12/24 時表示クロック用のシステム設定が正しく使用されませんでした。
- バーチャル・チャンネルを MatLab ファイルへエクスポートするとき、要求より 1 ポイント少ない値がファイルの開始またはバーチャル・チャンネルを作成するために使用されるチャンネルの 1 つのギャップの直後に書き込まれる可能性がありました。
- 最大ギャップ引数を RM、RMC、IF または IFC のバーチャル・チャンネル・コマンドと併用した場合、ギャップの後のポイントはいつも表示されるとは限りませんでした。
- 形式が正しくない結果ビュー・ファイルを開こうとした場合に、Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- 大きいデータ・ファイルでは、トリガー時間に比較してイベントが散在しているとき、特に、イベントが Marker Filter を使用しており、イベントの大部分がフィルターで除去された場合に、イベント相互関連、PSTH 分析、位相解析に長い時間を要する場合がありました。
- 結果ビューの作成時、3,801,802 のソース・チャンネル・リスト(ここで 801 と 802 はチャンネル 3a と 3b)を設定すると、これが内部的には、3..3b と解釈され、のちに 3 と 802 の間のすべてのチャンネルに拡張されました。これにより、結果ビューで予期しないチャンネルのリストが生成されました。
- ボタンのみを含むユーザー定義のダイアログは十分な高さが得られませんでした。
変更された箇所
- 結果ビューのラスター表示は現在、応答イベントを含んでいない場合でも、最適化してすべてのラスターを表示します、以前は、Y 軸の最適化では、表示イベントを含むラスターのみに注意が払われました。また、これはラスター・モードで描画されたチャンネルに対して最大と最小の y 軸値を返すスクリプト・コマンドにも影響します。
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2010年3月 |
6.14 |
新しくなった箇所 |
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- FileConvert$() スクリプト・コマンドによって、最初に他のインポーターすべてを試みられた後、ファイルがバイナリ・インポーターに提供されます。以前は、バイナリ・インポーターは使用されませんでした。
修正された箇所
- 結果ビューのラスター表示では、x 軸全体が表示されない限り、正しく最適化されませんでした。
- 結果ビューのラスター表示では、x 軸に負の値が含まれていた場合、x 軸がログ・モードに変更されると、正しく表示されませんでした。
- Zero x axis at trigger のオプションをチェックしたトリガー表示モードでは、選択された位置を持つ垂直カーソルは、現在 x に一致させるための位置を表示します。
- Overdraw WM モードの印刷されたチャンネルで、特に、Print Screen が使用されたときに、画面に表示されたものと異なるイベントが表示されることがありました。
- hh:mm:ss 形式で時刻が受け入れられたダイアログ(例、X Axis Range ダイアログ)では、数字の指数形式は受け入れられませんでした(例、1e2 の意味は、100 秒)
- バイナリ・インポーターで現在、倍精度浮動小数点のデータ入力用の正しいスケーリングが入手できます。
- ASCII(テキスト)インポーターでは現在、ギャップのあるファイルをインポートすることができます。
- DSI インポーターでは現在、4 文字のファイル名拡張子付きのファイルをインポートできます。
- Codas ファイル・インポーターは現在、packed データ付きの入力ファイルを検出します。
- Igor インポーターは拡張されており、倍数として保存された packed ファイルをインポートします。
- Alpha-Omega インポーターは現在、添付したデータがないイベント(マーカー)の読み取り時のファイルの終わりを正しく検出します。
- Heka インポーターは拡張されており、データ・ファイルの古いタイプを受け入れます。
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2009年11月 |
6.13 |
新しくなった箇所 |
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- System$() スクリプト・コマンドは Windows 7 に対応しています。
- 現在、Sampling Configuration ダイアログの Resolution タブで、Type of 1401 として Micro1401-3 を選択することができます。
- Bionic、NeuroScan、Plexon、MED64、Igor および Mc_Rack データのファイル形式用のインポーターに対するアップグレードがあります。現在、汎用のテキスト・インポーターはイベント・タイムのみを保持するファイルをインポートします。
修正された箇所
- ScriptRun() コマンドによって読み込まれたスクリプトは、これまでと異なりエラーのために終了する場合も閉じません。現在は、エラーの行が強調表示され、スクリプトは開いたままとなります。
- DrawMode() コマンドの非ゼロ edge% 引数は、レベルなしのイベント・チャンネルに適用されました。
- Status バーの OVR インディケーターはテキスト・エディターの Insert/Overtype 状態にリンクされていませんでした。
- 波形チャンネルを 54 本以上に設定すると、Sampling Configuration ダイアログで Spike2 にクラッシュを起こす可能性がありました。
- スクリプトをコンパイルして、閉じてから再度開くと、Spike2 は変更されていないものと想定して、実行されたときに再コンパイルしませんでした。現在は、再度開いたときスクリプトが実行されていない限り、以前にコンパイルされたバージョンは削除され、強制的に再コンパイルを行います。これは、開いていた場合でも変更されていないと想定される、含まれているファイルには適用されません。
- XY ビューまたはチャンネル・コマンドの Measurements で、User entered value 測定タイプを選んだ場合にエラー・メッセージを回避するためには、数と解釈されるものに Prompt を設定しなければなりませんでした。現在はテキスト・プロンプトを設定できます。
- スクリプト言語 DlgValue$() コマンドで現在、アイテム番号およびアイテム番号プラス 1000 の両方を対象とするチェックボックス・プロンプトにアクセスすることができます。
- スクリプトで、関数の引数を記述する proc または func の使用により、自動フォーマット・オプションで不正なインデンテーションが起きました。
- Y 軸の端に掛かる大きなティック上のラベルは、オブジェクトがその上にドラックされたときにいつも塗り直されるわけではありませんでした。
- 2 の乗数ではないブロック・サイズを使って SetPower() を呼び出すと、この数字を基にした結果ビューが作成されましたが、そのPower スペクトラムは正しくありませんでした。現在このブロック・サイズは、次に低い数の二乗数に下げられています(マニュアルの記載どおり)。
- PlayWaveRate() によって最大レートが 200 kHz に制限されました。250 kHz でなければなりませんでした。
- MeasureToChan() および MeasureToXY() では、モード 19 および 20 は認められませんでした。また、これら 2 つのモードでは記録が正しく行われませんでした。
- カーソル領域ダイアログと曲線フィッティングでは、波形モードで描画されるときは常に RealMark チャンネルのインデックス 0 が使用されました。これらは現在、描画モードで設定されたデータ・インデックスを使用します。
- ギャップがある波形のメモリ・チャンネルでの後方カーソル検索は、Spike2 をハングさせる可能性がありました。
- 波形チャンネルを 1401 の最後のチャンネルとして用いた Power1401 mk II 使用のサンプリングでは、サンプリングの構成に任意の波形出力、WaveMark チャンネル、または表付きの出力シーケンスが含まれていなかった場合、予期しない停止が起きることがありました。
- チャンネルの終点を超えて、Spike2 のデータを読み取ろうとした場合に、ファイルに特におかしな点がないのにエラー – 19 (破壊したファイル)を得る可能性がありました。
- ソース・チャンネルが同じメモリ・バッファーであった場合はこれがプログラムをハングさせるので、これまでと異なりメモリ・バッファーをインポートできません
- 十分な長さのあるファイルでのタイムビューの X 軸で、最大のスケールに拡大するか、End キーを押した場合、ティックまたは番号が表示されませんでした。
- 最大の可能な時間(これは 2147483647 クロック・ティック数です)でイベントが起きた場合、コマンドのいくつかは正しく作動しませんでした。Copy As Text... コマンドがハングして、データポイント・モードでのアクティブ・カーソルによるイベント検索が実行できなくなり、NextTime() スクリプト・コマンドによりイベントが見つかりますが、NextTime() を使用したそれ以降の検索では、-1 ではなく、イベントがもう一度戻されます。
変更された箇所
- Spike2 が作動しているときに .s2c ファイルをダブルクリックするか、あるいは Spike2 ウィンドウへドラッグし、ドロップしてファイルを開くと、これによって現在は Sampling Configuration ダイアログが File メニューの Load Configuration コマンドを使用しているように、開かれます。
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2009年7月 |
6.12 |
新しくなった箇所 |
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- 膨大な量の文字列をテキスト・ウィンドウ(たとえば、Log ビュー)に書き込む場合、メモリーが足りなくなりますが、Spike2 では現在、すべての文字列の削除を行って作動続行が可能となるようにするとともに、データを保存して Spike2 を再起動するように指示するメッセージが出されます。
- sampling configuration には現在 ADC 範囲の値が含まれています。これは、±5 ボルトと ±10 ボルトのシステム間で移動するときにチャンネルのスケールを調整するために使用します。
- 1902 Signal Conditioner ダイアログには現在、Reset Calibration と Reload 1902 の各ボタンがあります。
- s2video アプリケーションでは Settings->Configuration に新しいオプションがあり、Video Device Properties メニューのさらに多くのカメラ機能に対するアクセスが与えられます。
- s2video によって作成された .avi ファイルを圧縮する新しいアプリケーション、avicomp があります。
修正された箇所
- X または Y 値でソートされるように設定された固定長の XY ビュー内の値を置換すると、Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- Output Sequence に行数が多すぎる場合に正しくないエラー・メッセージが与えられました。
- Output Sequencer の文字列を再フォーマットするためのコマンドでは、同じ行を表示の最上部の保つことができませんでした。
- グラフィカル・シーケンス・エディタで、不正としてマークが付けられたパルスを表示領域外にドラッグして削除すると、
パルスが不正のため無効になっていたアイテムは再度有効になりませんでした。
- スクリプトまたは出力シーケンスのウィンドウの折り畳んだ文字列を切り取るまたはコピーすると、折り畳んだ文字列の最初の行がコピーされるだけでした。
現在は折り畳まれた文字列すべてが切り取られるまたはコピーされます。
- 結果ビューのヒストグラムに関するディスプレイ最適化では、表示領域外であったビンに含めることができました。
- ラスター・データを表示する結果ビュー・チャンネルに関するディスプレイ最適化では、必ず y 軸の低い値を 0 に設定しました。
- Sampling Configuration ダイアログでは現在、信号変換器の設定に対する変更がバックアウトされるので Cancel はこれまで以上に一貫して取り扱われます。
- Sampling Configuration ダイアログで、現在 Reset も信号変換器の設定をリセットします。
- データ・ファイルの MATLAB™ ファイルへのエクスポートの記録では、チャンネル・リストの設定は行われませんでした。
- 最近コンパイルされたスクリプト・システムの一部をなすスクリプト・ファイルを開くと、ファイルの区切り点が現在表示されます。
- サンプル開始時に、1401 インターフェイスの Voltage の範囲設定がサンプリング構成の 5V/10V 設定と一致しないときに、1401 に一致させるために設定の変更を選択すると、サンプリングがエラー付きで中止になりました。
- Cursor 0 tracks the waveform output チェックボックスの状態に関係なく、Offline waveform output ダイアログによってカーソル 0 が動かされていました。
- ビューのオーバードローを含んだサンプリング構成を保存した場合、トリガー時間の一覧がサンプリングの開始前に消去されなかったため、オーバードローが予期しないものとなりました。
- s2video プログラムには、DirectShow インターフェイスを予期しない方法で実装するデータ入力デバイスについてより広い許容範囲があります。
- ExportTextFormat() に sep$ 引数を指定しない場合は、その区切り文字が Tab 文字に設定されました。
- サンプリング・ファイルに TextMark チャンネルがあって、TextMark チャンネルがサンプリング構成から取り除かれた場合には、SampleText() スクリプト・コマンドは正しく働きませんでした。
- x 軸ダイアログでは、軸(たとえば、XY ビュー)の右側端に対しては負の値またはゼロ値を入力できませんでした。
- x 軸ダイアログで、対数軸に変更し、再度変更して元に戻した場合は、変更前と異なり軸の負の開始時間は設定できませんでした。
- XY ビューで、y 軸の上部に比べて下部に大きな値があった場合には再描画が正しく行われませんでした。
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2009年3月 |
6.11 |
新しくなった箇所 |
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- SSTempGet(-2) スクリプト・コマンドは現在、データの前回のスイープを返します(トリガーされている、いないを問わず)。
- DlgAllow() は現在、ユーザー設定ダイアログを表示しながら設定を変更するのに使用することができます。
- アクティブ・カーソルでの転回点と傾斜率の検索および ChanSearch() スクリプト・コマンドでは現在補間を行い検索時間が向上しています。
- 結果ビューでのピークと谷値の検索では現在 Maximum width のパラメーターが使用されます。
- オプションとして Selected を選ぶことができるチャンネル・セレクタ選択を含むユーザー・ダイアログでは現在選択されたチャンネルの一覧が表示されます。
- FitNLUser() コマンド・スクリプトで、ユーザーの機能に区切り点を設定しようとすると、現在は無視されます。インタラクティブな関数 Interact()、Toolbar()、Debug()、DlgShow() または Yield() を使用するとエラーが生成されます。以前はこれらの操作では説明なしにスクリプトの停止が起こりました。
- バージョン 6.10 から、サンプリング・コードにより同時であるまたは故障であるイベントとマーカーが検出されます。これに関する警告は現在「same time」(それほど重大でない)と「out of order」(故障あり)の別々なメッセージとなり、エラーが検出された前回のチャンネルと時刻が告げられます。
- テキスト・データをインポートしているときは、現在 FileConvert$() スクリプト・コマンドにより、Txt_Def.cim と呼ばれる環境設定ファイル用のインポート・フォルダが検索されます。このインタラクティブなデータ・インポート・コマンドを使用してこのファイルを作成することができます。
- バイナリ・データをインポートしているときは、現在 FileConvert$() スクリプト・コマンドにより、Bin_Def.bib と呼ばれる環境設定ファイル用のインポート・フォルダが検索されます。このインタラクティブなデータ・インポート・コマンドを使用してこのファイルを作成することができます。
- Neuroscan データ・インポータは機能拡張されており、32 ビットの SynAmps2 データを変換し、現在最高 128 チャンネルまで扱うことができます。
- Bionics/Cyberkinetics データ・インポーターは現在の Markerのデータとして添付された追加値と一緒にイベントを保存することができます。
- これは、TMS International *.S00 データ・ファイル用インポータの準備版です。
修正された箇所
- DlgString() の sel$ 引数を使用すると legal$ が無視されることが起こりました。また、legal$ を定義した後に、Ctrl+C、Ctrl+V および Ctrl+X を無効にしても、右クリックと貼り付けの使用で無効な文字が追加されることがありました。
- y 軸が対数モードになっていた場合、領域をマウスでドラッグしてのズームは正しく作動しませんでした。
- Fitting ダイアログが表示されているときに新しいキーボードの文字または TextMark を入力すると、ダイアログの内容が前回のフィット・パラメーターにリセットされました。
- ScriptRun() コマンドの flags% 引数が正しく使われませんでした。
- DlgReal() フィールドのチェック機能の制限では現在、ストリングをフォーマットするための付属の数値精度を前の値、最大値、最小値と一緒に使用します。
- XY ビューでのドット・サイズの増加の取り消しは、正しく無効にできませんでした。
- XY ビューでの標準表示の取り消しは現在、描画モードと結合タイプを復元します。
- 6.05 以前のバージョンのサンプリング設定の読み取りでは、バージョン 6.05 で追加された新しい最適化が無効になります。
- PlayWaveCopy() スクリプト・コマンドでは、メモリのロックとロック解除が、大きなデータの転送時に必要とされる頻度以上に行われました。
- 対数モードでの x 軸範囲を 2 倍および 2 分の 1 にする操作は現在正しく作動します。
- 未変更のフィルター・バンクを現在フィルター設定ダイアログから保存できます。
- 結果ビューの関数を後方検索する ChanSearch() は現在正しく作動します。
- Esc(割り込みスクリプト)と Ctrl+Break(描画または処理の中止)キーボード・コマンドは、Spike2 が起動されているアプリケーションでない場合には作動する可能性がありました。
- Sampling configuration ウィンドウの Resolution タブでサンプリングの制約条件が満足されなかった場合に、WaveMark の正しくないレートが表示されることがありました。
- グラフィカル・シーケンス・エディタおいて、単一パルスの設定、マイナスの変更を用いた繰り返し DAC パルスでの振幅の変更では変化は生じませんでした。
- グラフィカル・シーケンス・エディタおいて、DAC to ramp の DAC Full scale value への設定は正しく作動しません。
- ハードウェアの加速を有効にしてあるグラフィック・カードの一部で、不正な値(無限あるい数字以外)を含んだバーチャル・チャンネルを表示すると、不可解なグラフィック関連の破損と遅延を生じることがありました。
- スクリプトの FileSaveAs() 関数を存在しないパスあるいは不正な文字を含むパスと一緒に使用すると、ユーザーはメッセージ・ボックスによってその問題について知らされましたが、関数からエラー・コードは返されませんでした。現在はマイナスのエラー・コードが返されます。
- 対数の x 軸で描画された結果ビューでは、スクリプトの Draw() および XRange() 関数は、2 つの引数を使って使用されたときに正しく作動せず、「Out of memory」(メモリ不足)のエラーさえ起こす可能性がありました。
- ユーザー・ダイアログまたは Message() テキストで Tab 文字を使用した場合、画面スペースの計算が正しくありませんでした。
- CursorLabel() および HCursorLabel() の記録は現在正しくなっています。
- バーチャル・チャンネルを作成すると不要な画面の更新が生じました。
- EDF (European Data Format) データのインポータは現在正しい振幅分解能で BDF データをインポートします。
- テキスト・データのインポータは現在 4 Hz より小さいサンプリング・レートを使ってデータをインポートします。以前はサンプル間隔が正しくありませんでした。
- TextMark ダイアログでダイアログのタイトルに正しくないチャンネル番号が表示されました。
- ユーザーが右クリックしてコンテキスト・メニューを開いたときにスクリプトによりユーザー・ダイアログが立ち上げられた、あるいは Message() コマンドが使用された場合、コンテキスト・テキストと新しいウィンドウでのマウスの入力が失われました。
変更された箇所
- 旧式の出力シーケンサー命令 CALLn、LD1RAN、DBNZn、LDCNTn については、変数 V33-V36 の使用がマニュアルに書かれてきました。実際には、V61-V64 がこれまでも常に使用されてきました。
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2008年10月 |
6.10 |
新しくなった箇所 |
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- CED では現在 1401 デバイス・ドライバーにデジタル署名を行っています。この変更によって、ユーザーが 64 ビット版の Vista システムにドライバーをインストールすることが可能になっています。
- U1401Open() スクリプト・コマンドによって現在、1401 が複数台接続されているシステムでユーザーがどの 1401 を使用するかを指定することができます。
- 現在、サンプリング・コードで、互いにごく直近で発生したため同一サンプル時間を取得したサンプル済みのイベントとマーカーが検出されます。
これは、バウンスを起こしやすいスイッチが原因の場合や低い時間分解能でのサンプリング時に起きる可能性があります。これについての警告がサンプリングの終わりに出されます。
同一チャンネルのすべてのイベントは異なる時間でなければならないと明記する Son ライブラリのようなファイルでは問題を生じる可能性があります。SonFix プログラムで、この問題をファイルの時間分解能が許す範囲において同時イベントをできる限り互いに近づけて調整して修正することができます。
- ATan() スクリプト関数は現在、2 つのベクトル引数と一緒に使用することができます。
- ATan() バーチャル波形関数は現在、2 つのベクトル引数と一緒に使用することができます。これは正弦と余弦に比例している x と y の位置があり、これらを角度に変換したい場合に役立ちます。
- Val() スクリプト・コマンドは現在、浮動小数点数や 10 進整数に加え 16 進整数(符号なし)を受け入れます。
- Alpha MED Sciences (MED64) のインポーターは拡張されており、MOBIUS 形式の未処理データを認識します。
- SampleKeyMark() スクリプト・コマンドが追加されています。
- 現在、Heka *.DAT データ・ファイル用のインポーターがあります。
- HLR インポーターは拡張されており、波形チャンネルの新しいタイプに対応しています。
修正された箇所
- Fit ダイアログの Ctrl+C コマンド(コピー)は、結果タブのみで正しく作動します。
- スクリプト・コマンド PlayOffline() を使用して、その後に波形が再生されている間に Spike2 を終了すると Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- データのサンプリング時に、ファイルの終わりの部分からスクロールで移動して古いデータを閲覧し、その後に拡大するとディスプレイの左側縁部の位置が変わりました。
- 指数増加関数にフィットさせ、その後にフィット・パラメーターを送信するフィット・ラインを浮動小数点無限に手動で調整すると、Windowsのグラフィック・システムで
BSCD(ブルースクリーン・オブ・デス)の障害を起こしました。
- Str$() スクリプト・コマンドの sigd% 引数は現在、負に設定されているときはマニュアルどおりに機能します。
- MatLabOpen() コマンドを MATLAB がインストールされていないシステムで使用すると、Spike2 をクラッシュさせる可能がありました。
- MatLabGet() は、すべての MATLAB アレーが最低 2 次元であるため、1 次元である Spike2 では正しく機能しませんでした。
- MatLabGet() と MatLabPut() は文字列の変数と一緒では正しく作動しません。
- ChanMeasure() と Cursor Regions ダイアログを使用した Rate モードでのイベント・チャンネルに関する測定は、開始時間を含むビンから終了時間を含むビンまでに拡張されました。現在は、終了時間を含むビンの前のビンまでに拡張されています。
これは一対のカーソルを正確にビンの開始と終了の位置に配置すると、測定値はカーソルの間の単一のビンを対象としたものになることを意味します。別な言い方をすると、時間 A から B までの測定、プラス時間 B から C までの測定(A<B<C)は現在 A から C までの測定と同じです。
- 信号変換器ダイアログが表示されているときに Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- 画面より高い解像度のメタファイル形式として表示を出力すると、x 軸で多すぎるティック印が表示されます。
- メタファイル形式の出力は現在ソフトウェアのすべてのラインをクリップし、領域をクリップするのではなくラインをクリップするグラフィック・システムにより依存しています。
これまでは、イメージがWord(例として)に貼り付けられたときにはメタファイルは正しく描画されていましたが、描画プログラムにインポートされるときには問題を起こす可能性がありました。
これは通常描画プログラムでクリップ領域が無視されるため、結果としてラインが描画領域外に拡大されることになります。
これのよくない点は、クリップされた波形が描画プログラムにインポートされるときに、それまでと異なり 1 つのオブジェクトでなくなることです。
- 3D モードになっているときにクリックまたはドラッグして行うタイムビューでの Y 軸の範囲またはスケールの変更は、現在正しく機能します。
- 異なる時間ベースを持つファイル間で ChanSave() スクリプト・コマンドを使用してデータを移動するときの時間の丸め方法を CED で変更しました。これは、ソースの時間範囲においてまったく同一の開始時間にイベントと一緒にデータを移動するときの問題を修正するためでした。
このイベントが、ときどき丸め処理の効果のために該当するあて先に移動されなかったからです。
- FIR および IIR フィルター設定を保存するために使用される filtbank.cfb ファイルは読み取り専用で、フィルターを変更した場合、Spike2 を終了するときに「ファイルが見つかりません」のエラーが出され、Spike2 は閉じませんでした。現在は一層的確な警告メッセージが出されます。
- データ・ファイル(File メニューの Load configuration)からサンプリング環境設定を読み込んだ場合、データの最初の 32 チャンネルのみがサンプリング環境設定に使用されました。現在はすべてのチャンネルが考慮されます。
- Sampling Configuration ダイアログの Mode タブで、Triggered モードを選択したときに表示されるフィールドは現在正しく有効、無効に切り替わります。
- レベル・イベントのチャンネルをサンプルして、レベル・イベントのデータにギャップができるようにディスクへの書き込みを無効にすると、2 つの連続した上昇または下降の遷移を生み出す可能性がありました。
そのようなギャップ前後のデータを表示するデータのセクションを表示すると、ギャップの後のデータが逆転されて描画される場合がありました。この問題の原因を CED で正しましたが、問題があるファイルは依然正しく表示されません。
- スクリプトで、浮動小数点値が整数に割り当てられ、結果が -2147483648(可能な最も小さい負の整数値)となった場合、これにエラーとして正しくないフラッグが付きました。
- サンプリング中のバーチャル・チャンネル使用時に、あるチャンネル・プロセスがバーチャル・チャンネルまたはバーチャル・チャンネルのソース・
チャンネルへ適用された場合に、描画アーチファクトを得る可能性がありました。
- 浮動小数点ソースを使用するコマンドの PlayWave...() ファミリを使用して波形を再生した場合、16ビットの整数値への変換は、丸め処理でなく、切り詰めによってなされました。
この変換は現在丸め処理で行われ、特に低振幅において、データのより良い表現効果に結びついています。
- Overdraw 3D ウィンドウでの y 軸タイトルの位置決めは改善されています。
- シリアル出力バッファーをオーバーランする可能性がありました。
- テキストビューで、現行の選択を印刷すると要求されていたより多くが印刷され、ページ範囲の印刷が正しく機能しませんでした。
変更された箇所
- Sampling Configuration アイアログの Automation タブでは、ファイル名の最大長さが 20 文字から 23 文字に増やされています。
- MatLabEval() コマンドでの返し文字列の最大長さが 119 文字から 511 文字に増やされています。
- スクリプトで宣言することができるローカルの変数と定数の最大数が 7000 から 12000 に増やされていますが、グローバルの変数と定数の最大数は 15000 から 10000 に減らされています。これは、1.5 MB スクリプトでユーザーがローカルの変数制限に達してしまうことが理由でした。
- SonFixプログラムはデータ・ファイルをテストして、修復します。特に、正しく機能していない状態のイベントに対するイベント・チャンネルをチェックすることができます。
機能していないイベントが 20% 以上あるデータ・ブロックは不正とみなし、削除されます。このテストでは不正であったときに同時に連続していたイベントにマークをつけます。
これによりブロックが解消されることがあります。弊社では現在回復可能なデータを削除する可能性を回避するため同時に連続していたイベントを受け入れています。
- SerialWrite() コマンドの挙動は、出力バッファーでスペースが使用できない場合の例に対して変更されています。
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2008年6月 |
6.09 |
新しくなった箇所
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- 現在は刺激に対する反応を比較するためタイムビューのデータをオンライン、オフラインの両方でオーバードローすることができます。また、オーバードローしたフレームは 3D(三次元)表示で表すこともできます。Display Trigger ダイアログと ViewTrigger() スクリプトコマンドは拡張され、新しい機能が含まれています。
- 新しい Overdraw List ダイアログと ViewOverdraw() スクリプトコマンドに、オーバードローのトリガー・ポイントとしてイベントの範囲が追加されています。
- 新しい Overdraw 3D ダイアログと ViewOverdraw3D() スクリプトコマンドによって 3D 表示が制御されます。
- オンラインの Edit WaveMark ダイアログは非トリガー・データを表示するときの効率が良くなりました。特長を最大限に活かすため、使用の 1401 で最新のファームウェアに更新されていることを確認してください。
- Spike2 のこのバージョンでは、非常に多くの数のウィンドウとチャンネルを開き、利用できるシステム・リソースを超えている場合の動作が改善されています。以前のバージョンでは速度が最低のレベルまで下がり、応答が停止することがありました。
- 使用システムでデータ獲得用として十分なメモリーを確保できない場合、現在は、単にヘルプ・システムを参照しなければならないエラー 544 ではなく、修正の方法を指示する特定のエラー・メッセージが出されます。
- DlgShow() が使用されるときにマウス・ポインターの初期位置を設定するための新しい DlgMouse() スクリプトコマンドがあります。
- ASCII(テキスト)インポーターが拡張され、入力テータのギャップを認識します。
- Neuralynx インポーターが更新されており、最新のデータ形式を読み取ります。
修正された箇所
- 壊れたグラフィカル・シーケンスが含まれる構成ファイルを読み込んだ後で、Sampling Configuration ダイアログの Reset ボタンまたは SampleClear() スクリプトコマンドを使用すると、Spike2 をハングさせる可能性がありました。
- Sampling Configuration ダイアログでは、Channels タブの Reset ボタンの使用で一部の古い値が残される可能性がありました。特に、Play waveform タブで設定された波形は削除されましたが、ダイアログから適切に取り除かれませんでした。
- 現在は、スクリプトによって変更した(Spike2 バージョン 5 の動作に一致させるために)テキストビューを保存するかどうかを問われます。
- MATLAB™ データ・エクスポーターによってチャンネルにデータ・ポイントがない場合は擬似エラーが生成されました。それ以外のチャンネルについてはそのままデータがエクスポートされていました。
- Sampling Configuration ダイアログの Resolution タブで Burst モードを有効にしていて、互換セクションの Disable で WaveMark ドライバー・ボックスをオンにすると、サンプリング・レートは最適化されませんでした。現在は、このボックスをオンにすると、Burst モードのチェックボックスは非表示になります。ただし、バースト・モードではこの機能を有効にする必要があります。SampleOptimise() スクリプトコマンドにも同様な問題がありました。現在は、WaveMark ディバイダーを無効にすると、バースト・モードも無効になります。
- ViewTrigger() コマンドスクリプトでは現在負の事前トリガー時間の使用が可能です。これは、Display Trigger の動作に一致します。
- 当該チャンネルが 4,000 以上のポイントを保持していた場合には、埋められた XY ビュー・チャンネルでは描画が正しく行われませんでした。
- Editor Settings ダイアログの Apply to All ボタンの使用は、ダイアログ設定が現在のテキストビューに一致しない場合には、何も起こりません。
- 現在は、チャンネル複製をデータ・ソースとして使用するチャンネルまたは XY ビューに測定値を取り込むサンプリング構成を設定することができます。以前は、サンプリング中にこれを設定することはできましたが、もう一度サンプリングを行うと測定値は復元されませんでした。
- Sampling Configuration ダイアログの Automation タブを使用してデータファイルへ名前を割り当てると、すべてのデータファイルに対しデータファイルを保存しない場合にもリソース・ファイルが必ず作成されました。
- 2 次または 3 次の波形補間方法を使用してチャンネル当たり 16,384 ビン以上で波形平均を作成すると、Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
変更された箇所
- Display Trigger ダイアログで、現在、No Channel ではなく、Paged display を選択して、ページ表示モードを設定します。
- ScriptRun() コマンドでは flags% 引数の使用はできませんでした。
- スクリプト・ウィンドウで F1 を押したときに開くヘルプ・ウィンドウは、現在「Always On Top」(常に手前に表示)に設定されます。
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2007年4月 |
6.08 |
新しくなった箇所 |
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- Spike2 バージョン 6.08 では、Micro1401 mk II、Power1401 および Power1401 mk II を対象とする一段と効率の高いデータ転送方式をサポートしています。最大の改善点は、USB インターフェイス対応であることです。この新しい方式を使用するには、1401 のファームウェアを最新のバージョンに更新する必要があります。
- Micro1401 mk II、Power1401 または Power1401 mk II を使用してデータのサンプルを行い、1401 ファームウェアの更新が済んでいる場合は、Spike2 に新しい Sample Status バーがあり、データ獲得についての情報が提供されます。この Sample Status バーには App() または SampleHandle() コマンドを使用するスクリプトでアクセスすることができます。
- 修正された #include script files では現在、実行時の修正されたスクリプト・ファイルを保存するための Edit メニューの Preferences オプションが設定されている場合、自動的に保存されます。
- タイム・ビューでは、Edit メニューの Copy As Text および Copy Spreadsheet コマンドによって現在コピーするチャンネルが一覧されます。
- ヘッダーまたはフッターの印刷時に現在 && を使ってアンパサンド文字(&)を出力することが可能です。
- チャンネル用の y 軸は現在変更が加えられ、チャンネルのスペースが小さすぎて主なティックのラベル表示ができない場合、スケール・バーを表示します。
- スクリプト・ファイルまたは出力シーケンス・ファイルに読み取り専用の印が付いているあるいは書き込み禁止のメディア上にある場合、Spike2 でこれを変更することはでません。これは、不注意によるファイルへの変更を防止するためです。
- Spike2 では、チャンネル・データとテキストの色が背景に余りに似通っている場合は、調整が行われます。この機能を取り消して(このようにするとアイテムが見えなくなる場合がありますが)、自分の希望する色を得るための Preference が新しい Edit メニューにあります。
- Delsys EMG データ・ファイル、Mindset 16/24 フォーマットのデータ・ファイル(NeuroPulse-Systems LLC) および MindWare MW データ・ファイル(MindWare Technologies Ltd)を対象とする新しい各種のインポーターがあります。
- EDF インポーターは拡張されており、BIOSEMI によって使用されるときにトリガーと一緒にイベント・チャンネルをインポートします。
- MC_Rack インポーターでは現在、波形として保管されているデジタル・データからイベント・チャンネルをインポートすることができます。
- Bionic インポーターで現在 NEURALCD 連続チャンネル・フォーマットが読み取られます。
- Plexon インポーターで現在 STROBED タイプのデータ・チャンネルをインポートすることが可能です。
- .WAV インポーターで現在 24 ビットのデータを RealWave チャンネルとしてインポートすることが可能です。8 ビットと 16 ビットのデータは今でも Waveforms としてインポートされます。
- スクリプト・コマンド ChanOrder() では、チャンネルを位置ばかりでなく、チャンネル番号に基づいて移動することができます。
- バーチャル・チャンネルでは現在、Ln() および Exp() を数学関数として使用できます。
- 現在 XLow() および XHigh() をテキスト・ビューで使用して、最初に表示される線と最後に表示される線の後の線を取得することできます。
- Draw(n) はテキスト・ビューで使用され、ビューをスクロールし、線 n を最上位の線にします。
- View メニューの Display Trigger ダイアログとスクリプト・コマンド ViewTrigger() で、トリガーとアクティブ・カーソル更新の間の遅延設定を行います。これによって、アクティブ・カーソルでトリガー・ポイントの後を検索することが可能になります。遅延なしの場合は、トリガー後のデータがサンプルされていなかった可能性があります。
- 記録中にトーン・バースト、ノイズ・バースト、クリックおよび他の波形の作成、再生用スクリプは現在、スクリプト・フォルダに含まれています(WaveMake.s2s、WavePlay.s2s)。
- スクリプト・フォルダのスクリプト MergeFiles.s2s では、いくつかのタイム・ビューを 1 つのデータ・ファイルの中に組み合わせ、開いているタイム・ビューの間でのデータのコピー、貼り付けを行うことができます。
- テキスト・キャレットの色は現在、Default スタイル用に設定されたフォアグラウンドの色になっています。暗い色のテキスト・バックグラウンドを好む場合は、Default のバックグラウンドを暗い色に設定し、フォアグラウンドを明るい色に設定します。
- サンプリング構成ファイル(*.s2c)を Spike2 のメイン・ウィンドウにドラッグしてドロップすると、現行のサンプリング構成が設定されます。
- App(-4) では現在 Spike2 によって保持されているシステムのハンドル数が返されます。App(-5) では、Spike2 で使用されているシステムのグラフィカル・オブジェトの数が返されます。これらのコマンドの目的は、システムのデバックです。
- 新しいスクリプト・コマンド New DebugHeap() が、システムのデバッグ用に追加されました。
修正された箇所
- 構文エラーがあるスクリプトのコンパイルでこれまでと異なり区切り点がすべて削除されることはありません。
- #include file の構文エラーでは、訂正行で offending file が開きました。ただし、この問題を訂正した場合は、変更したファイルを保存できませんでした。
- 115,000 ボーでシリアル回線を使用して TextMark データを設定するためにチャンネル構成ダイアログを使用した場合、正しく作動しませんでした。
- すべてのエラー・コードを一覧するために Spike2 と一緒に配布されたスクリプト ListErrs.s2s は改善が行われ、訂正されています。この変更は Gavin Perry 氏の協力によるところが多大です。
- サンプリング構成ダイアログのトリガーされたチャンネルのグループは削除できませんでした。
- ロックさた y 軸と水平カーソルを使ってオーバードローされたチャンネル・グループのなかの一番上のチャンネルを削除すると、Spike2 をクラッシュさせることがありました。
- 表示をスクロールしながら水平カーソルを使ってチャンネルの y 軸をドラッグすると(サンプリング中など)、水平カーソルの描画が正しく行われない原因となりました。
- バースト・モードを有効にした状態で 1401plus または micro1401 を使用してデータのサンプリングを行なおうとすると現在はエラー・メッセージが出されます。これらのデバイスではバースト・モードはサポートされていません。
- サンプリングが表示の幅に比較して非常時長い時間実行されていた場合に、x 軸の主なティック・ラベルをサンプリング中に重ね合わせることは不可能でした。
- 太い線を使用して y 軸をスケール・バーとして描画したときに、軸の終端部にマークを付けているティックでピクセルが濃くなり過ぎました。
- y 軸のゼロ点を 「-」 として表示するか、または表示しないことが可能でした。
- ユーザー・ダイアログで DlgValue$() を使用して、ドロップダウンの代替の一覧を含む文字列フィールドを変更した場合、フィールドは変わりましたが、DlgShow() の結果が前の値のままであることがありました。
- Ctrl+Alt キーを押したままにしてタイム・ビューまたは結果ビューで 2 つのチャンネルの間のピクセルをクリックすると、クラッシュを起こすことがありました。
- Sampling メニューの Offline waveform output(オフライン波形出力)とスクリプト・コマンド PlayOffline() は、出力装置が Power1401 mk II であった場合には正しく作動しませんでした。
- ViewTrigger(-5) コマンドではカーソルに 0 操作が返されませんでした。
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- Script、Sequence、および Text の各エディター設定ダイアログの Apply to All ボタンは現在正しく作動します。
- 1 本または複数のチャンネルでディスクへの書き込みを無効にしてサンプリングを停止した場合、終了が正しく行なわれなかったデータ・ファイルを生成することが可能でした。SonFix ユーティリティでそのようなファイルを修復することができ、データの喪失はありません。このエラーがあるファイルは、Spike2 では修復されるまで正常でない挙動が起こる可能性があります。
- 瞬時周波数と RealMark データを波形に変換するコマンドを書き込むバーチャル・チャンネル・ダイアログでは、Maximum Gap フィールドに 0 を受け入れませんでした。
- タイム・ビューを MatLab ファイルに 損傷したチャンネルがある smr ファイルからエクスポートした場合、チャンネルがエクスポートされないにもかかわらず、警告メッセージは出されませんでした。
変更された箇所
- シーケンサー CHAN コマンドを使用して、デジタル・マーカー・チャンネル(チャンネル 32)用のイベント・カウントを取得する場合に、CHAN Vn,30 を使用する必要がありました。現在は、CHAN Vn,32 を使用することになっています。
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2008年1月 |
6.07 |
新しくなった箇所 |
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- SerialWrite() スクリプト・コマンドでは、これまで異なり書き込まれたテキストがシリアル・ポートに出力されるまで待機することはありません。
- K-Means クラスタリング法によって生成された J3 値に関するオンライン情報がこれまで以上に多数用意されています。また、弊社ではクラスタの数を予測するときにより有効となる J3 のスケール付きのバージョンも提供しています。
- クラスタ情報をクリップボードにコピーする Clustering ダイアログの Edit メニューに新しいオプションがあります。
- 曲線フィッティング・ダイアログの Results タブで、現在はそれぞれの係数の単位が表示されます。
- スクリプトの #include 行のコメントは現在色付きになっています。しかしながら、含まれているファイル名内の「’」はコメントの開始として扱われます。
- Y 軸ダイアログの Lock Axes チェックボックスは現在直ちに有効となります。以前は、Draw ボタンを使用しなければなりませんでした。
- Plexon ファイル・インポーターでは現在すべてのイベントを TextMark データとしてインポートするので、コード付き情報のすべてが利用可能です。
- WAV ファイル・インポーターでこれまでと違ってサンプルの間隔が強制的に整数のマイクロ秒にされることはありません。
修正された箇所
- K-Means クラスタリング法の後に表示される J3 値は正しくスケールされませんでした。
- バージョン 6.06 では画面中心付近の x 軸はCtrl+U では拡大しませんでした。
- ユーザ・ダイアログの無効にされた DlgXValue() コントロールは、カーソルが動いた場合に有効になりました。
- バーチャル・チャンネル・ダイアログで、生成された波形の間隔を 2 サンプル未満に設定すると、仮想波は生成されませんでした。現在、この場合はエラー・メッセージが生成されます。
- バーション 6.06 で、関連付けられたリソース・ファイルを持つデータを開き、X 軸ダイアログを表示すると、Tick のサブディビジョン・フィールドが正しく設定されない場合がありました。
- Script メニューの Convert DOS スクリプト・コマンドによって変換は行われましたが、その後に結果は破棄されていました。
- 出力シーケンサーで、ラベル付きのパレス列によって複数のラベルが順に作成されることはありません。
- ビン(区間)に入ったデータの MATLABTM へのエクスポートでは、同じイベントを隣り合った 2 つのビンに含める可能性がありました。
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2007年12月 |
6.06 |
新しくなった箇所 |
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- 現在は Result ビューおよび XY ビューのデータを対数軸を使用して表示することが選択可能です。X 軸と Y 軸ダイアログの両方に対数軸を有効にする新しいチェックボックスが設けられています。軸が対数モードに切り替えられたときに 0 または負の数を含んでいる場合に表示される 10 の数を設定する Edit メニューの新しい Preference が設けられています。
- 現在は、Apply Resources、Save Resources、Global Resources の各コマンドを Result および XY ビューと一緒に使用することができます。
- 現在、ファイルが作成された日付と時刻を含んだデータ・ファイルのファイル名を生成することができます。
- サンプリングでは現在バースト・モードでの 1401 ADC の作動をサポートしており、これにより同じクロック分解能で同一またはより高いのサンプル率を使った一層長期の作動時間が可能となります。SampleOptimise() スクリプト・コマンドはこれに合わせるため拡張されています。
- Y 軸をドラッグしてデータをスケールし直すときに Y 軸の反転を停止するEdit メニューの新しいPreference が設けられています。
- マーカー チャンネル(Marker、RealMark、TextMark、WaveMark)には4つのマーカー・コードがあります。現在はタイム・ビューでデータを描画するときにどのコードを使用するかを選ぶことができます。また、マーカー・コードを2 つの16 進数文字として常時表示するを選択することもできます。これは、チャンネル描画モード・ダイアログの新しいコントロールの使用と MarkShow() スクリプト・コマンドによって実行されます。
- TextMark ダイアログでは現在チャンネルが16 進数コード使用に設定されている場合は、16 進数コードのみが表示されます。
- Spike2 でサンプリングによって生成したファイルを最終位置に移動する際に問題がある場合、エラー・メッセージによってさらに診断情報が与えられます。
- スパイク形状テンプレートをスパイク・ソート・ウィンドウから印刷またはコピーする場合、現在は軸を表示するを選択することができます。
- テンプレート・ベースのスパイク・ソート・ウィンドウでは現在は確認されたテンプレート・カウントが数として表示されます。
- SampleCalibrate()、SampleTextMark()、SampleWaveMark() スクリプト・コマンドでは現在情報が返されます。
- 現在は、サンプリング構成のチャンネルについての情報を返す新しいスクリプト・コマンド SampleChanInfo() があります。
- SampleComment$() スクリプト・コマンドでは現在、サンプリング構成に保存されている Sample Bar ラベルとコメントの設定と照会を行うことができます。
- 新しい SampleConfig$() スクリプト・コマンドでは、Sampling Configuration が読み込まれたファイルの名前が返されます。
- SampleSequencer() スクリプト・コマンドは拡張されており、シーケンサー・モードの報告と設定を行います。
- グラフィカル・シーケンス・エディタで、現在、Ctrl を押した状態にした後、パルスをクリックしてドラックすると既存のパルスを複製することができます。
- グラフィカル・シーケンス・エディタで、現在、周波数別ならびに間隔別でパルス列と正弦波を設定することができます。
- グラフィカル・シーケンスをテキストとして保存する操作は現在は記録されます。
- Memory buffer Import ダイアログに現在は Apply ボタンが設けられているので、ダイアログを閉じることなくデータのインポートが可能です。また、Spike2 セッションで使用された最後の範囲の記録も行われます。
- ChanSearch() スクリプト・コマンドは現在 Result ビューで使用することができます。
- テキスト・ビューの水平方向のスクロール・バーは現在、非常に長い線の幅を追跡します。
- Cursor values、Cursor regions、Show/hide channels の各ダイアログにサイズ変更ができることはっきり示すためのサイズ決定用のボックスが追加されています。また、2 つのカーソル・ダイアログのスクロール・バーの挙動も改善されています。
- ユーザ定義のダイアログの位置を返す新しいスクリプト・コマンド DlgGetPos() があります。
- WindowGetPos() コマンド・スクリプトにはWindow() コマンドに一致する追加のオプション引数があります。
- Window() と WindowGetPos() の両スクリプト・コマンドは現在結果を返す関数です。
修正された箇所
- バージョン 6.05 で、Sampling Configuration ダイアログの Resolution タブにある 10 MHz クロック分解能を無効にするオプションを変更した場合、レートの計算のやり直しが必ず行われるとは限りませんでした。
- Apply Resources コマンドを使用した場合、リソース・ファイルのカーソルはどれもが追加されましたが、既に存在しているものはどれも取り除かれませんでした。
- テキスト・エディタで、元のテキストを含んだテキストとテキストの交換するために Replace All コマンドを使用すると(例、MyVar を MyVar1 に置き換える)、Spike2 をハングアップさせることになりました。
- ファイルが可能な最大時間の半分より長かった場合、音検査図表示で最大時間の半分を超えた部分のデータの表示が正しく行われませんでした。
- 水平方向のカーソルに 1 から始まる連続する番号が付けられていなかった場合、水平方向カーソルの番号を付け替えると Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- Microsoft Outlook Express が共有ファイルを扱う方法を変更すると、Spike2 のデータ・ファイルで作動する Send Mail コマンドを停止させることになりました。現在は、送信する前にデータ・ファイルをコピーするようになっています。この操作は、大きいファイルの場合には大幅に遅くなり、ディスクでデータ・ファイルのコピー 2 つ分の余分な空きスペースが必要となります。
- スクリプト・コンパイラは、以前にはスクリプトが実行されるまで検出しなかった配列の使用のエラーを現在検出します。例:var x, y[3]; x := y; 現在はコンパイラ時間エラーが生成されます。
- バージョン 6.05 で、Rerun コマンドにより、あるいはサンプリング中、側方にスクロールしている水平方向カーソルをタイム・ビューでドラッグすると、カーソルでの削除は正しく行われませんでした。
- 軸を目盛りバーとして表示した場合、バーの大きさを示す数字は負(-)になりました。
- オンラインで使用時、K-Means 法ダイアログは無効な z 重み値では開きませんでした。このような状態になった場合、OK ボタンは無効な値が訂正されるまで有効になりませんでした。
- Print()、Print$()、PrintLog() の各スクリプト・コマンドで、255 文字以上を印刷した場合、意味不明な出力が作成されました。
- 3 本のチャンネルの Y 軸をロックし、そのうちの 1 本を削除してから、マウスを移動すると Spike2 をクラッシュする可能性がありました。
- ViewList(arg1) は ViewList(arg1, 0) と同一ではありませんでした。
- Y 軸は時によっては 0 のラベルとして「-0」を表示することがありました。
- 0 が y 軸の最下部に位置する場合、y 軸をドラックして目盛りを付けると、時によっては軸の終わりの 0 を動かし消してしまうことがありました。
- テキスト・ビューでは、コマンド・スクリプト FilePrint(a,b) によって行 a から行 b+1 までが印刷されました。
- DlgButton() を使用してユーザ・ダイアログに関連したホットキーを備えたボタンを作成した場合、ボタンが無効となった場合にホットキーは無効になりませんでした。
- CursorActive(n%,...) スクリプトによってカーソル検索が引き起こされていました。このコマンドは現在、マニュアルに示されているように、アクティブ・カーソル・モードを設定するだけです。
変更された箇所
- グラフィカル・シーケンス・エディタでは、パルス列周波数は現在、1 つのパルスの終わりと次のパルスの開始との間の間隙としてではなくむしろ各パルスの開始と開始との間の間隔として定義されています。
- スクリプトからフォーマットされた出力を生成時(例、Print() の使用)に、認識されたフォーマット指定子を導入しなかった % は出力から取り除かれましたが、現在は取り除かれません。
- アプリケーション・ウィンドウのサイズを変更すると、アイコン化(最小化)されたウィンドウが現在ウィンドウの下部に配列されます。以前は、これらのウィンドウはその元の位置を維持していました。
- CursorActive(n%,...) はこれまでと異なり、カーソル検索を引き起こしません。使用のスクリプトがこれに依存している場合は、CursorActive() コマンドの後にCursorSearch(n%) を追加してください。
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2007年9月 |
6.05 |
新しくなった箇所
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- FileTimeDateSet() スクリプト・コマンドが追加されました。
- Power1401 mk II に対するサポートが追加されました。これは、1 MHz マルチチャンネル ADC サンプリング・レート、メモリー 256 MB ~ 1GB、高性能を誇る Power1401 ファミリー製品に対する最も新しい追加です。
- 要求されたサンプリング・レートと実際のサンプリング・レートとの間でのマッチ・レベルを向上させ、サンプリング帯域幅を改善するための 3 つの新しい最適化が含まれています。これらは Micro1401 mk II および Power1401 のすべてのバージョンに適用されます。
- SampleOptimise() スクリプト・コマンドにこの新しい最適化機能を制御するための別の引数が含まれています。
- オンライン・クラスタリング・ダイアログに、Del のショートカット・キーが使用できるオンライン・スパイクを削除するための新しい Edit メニュー・コマンドがあります。
- すべてのチャンネルでサンプルの間隔が同一であるが、この間隔が整数のマイクロ秒でない場合にデータをインポートするとき、現在はインポーターで元のサンプリング・レートを一致させることができます。
- サンプリング構成ダイアログで新しいチャンネルを作成するとき、そのチャンネル番号用に設定された以前のレートではなくチャンネル・タイプに基づいて Rate フィールドが設定されます。
修正された箇所
- プリンターのヘッダーとフッター・ダイアログで不正な時間形式を設定すると Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- Print Screen コマンドでは、ヘッダーとフッターの時刻と日付レファレンスは変換されませんでした。
- File メニューの Load Configuration コマンドは、現在データファイルから読み取るときに WaveMark チャンネルのトレースの数を読み取ります。
- WaveMark チャンネルのサンプリング・セットアップの記録では現在トレースの数が記録されます。
- MATLAB がインストールされていた場合、データを MATLAB ファイルとしてエクスポートするオプションは常に使用できるとは限りませんでした。
- グラフィカル・シーケンサーで、使用のチャンネルが別のスケールとオフセット値を持っていた場合に、上限以上/下限以下あるいは限度内/外の範囲のチャンネルを待機するコマンドがそれらの限度を正しくスケールしないことがありました。
- FIR または IIR フィルター・ダイアログで波形チャンネルを変更しても、フィルター反応の周波数軸は更新されませんでした。
変更された箇所
- 新しいサンプリング最適化によって、要求されたレートにより良くマッチするサンプリング・レートを生成することができます。これは普通の場合良いことですが、以前のバージョンの Spike2 からのサンプリング・レートに一致させたい場合には、これらの最適化を無効にする必要があります。この新しい機能は、古い構成ファイルを読み取る場合には自動的に無効になります。
- サンプリング構成ダイアログの Resolution タブで、以前は Groups フィールドにあり 1 MHz、同一サンプル・レート・グループ と称された項目は現在、互換性のため無効: 10 MHz clock チェック・ボックスで取り扱われています。この情報を構成ファイルに保存する弊社の方法も変更されています。以前のバージョンの Spike2 で保存された構成は 6.05 によって正しく変換されますが、構成を 10 MHz clock チェック・ボックスにチェックを入れ無効にして 6.05 に保存すると、この情報は以前のバージョンの Spike2 によって無視されます。
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2007年6月 |
6.04 |
新しくなった箇所
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- ヘルプ・システムが WinHelp(Vista には対応していません)からコンパイル済み HTML ヘルプ(Windows 95 には対応していません)へ変更されています。
- クラスタリング・ダイアログは現在、サンプリング中に新しいスパイクで更新されます。
- データ・ファイルとプログラム用に Spike で使用されるアイコンが新しくなっています。Spike2 によって使用される全データ・ファイルには現在、構成とリソースのファイルを含めて、独自のアイコンが付けられています。
- 「Evaluate」ツールバーでは、最新評価した式の一覧が保存されます。Eval ボタンを使用して式の値を表示する場合、保存されている式はこれまでと異なり、値を収集するために式に弊社で挿入している Eval() スクリプト機能は含まれていません。
- 新しい FileTimeBase() スクリプト機能によってデータ・ファイルの基本の時間単位の取得と設定が行われます。 これによって、時間を早くしたり、遅くしたりすることができます。たとえば、遅くして、24時間の記録を実時間の60倍で再生することや、時間ベースを調節して異なるデータ獲得装置間の時間のずれについて補正することができます。
- チャンネル上での Ctrl+ ダブルクリックで現在はチャンネルに加えすべての複製についてのズーミングを行うことができます。
- チャンネルの表示/非表示ダイアログは、現在サイズの変更が可能です。
- WaveMark の編集ダイアログ・コマンドを使用して各テンプレート・コード用の複製チャンネルを作成するときは、チャンネルのタイトルを「title-nn」に設定します(ここで、title は元のチャンネルのタイトル(6 文字に短縮)、nn は、16 進数表示のテンプレート・コードです)。
- 新規 WaveMark ダイアログを使用してチャンネルを作成するときは、チャンネルのタイトルを「nw-c」に設定します(ここで、c は元のチャンネルの番号、チャンネル・コメントはデータのソースを示します)。
- チャンネルがチャンネル・プロセスまたはマーカー・フィルターによって変更されると、タイムビューのチャンネル番号は現在赤で表示されます。
- タイムビューでチャンネルのタイトル領域上でマウス・ポインターを動かさないでおくと、チャンネル・タイプとチャンネルの注釈セットを含むツールヒントが表示されます。
- スクリプト・コンパイラーは現在約 16 倍以上多くのリテラル・テキストを取り扱うことができます。リテラル・テキストとは次の例のように二重引用符で囲まれた文字列です:"This is literal text"。
- サンプリング時、「At End」モードになっていない場合には、オンラインの Edit WaveMark ダイアログで時間範囲を設定することができます。
- テキスト・エディターの通常の式検索には現在、空白スペース、単語、数字およびその逆数用に内蔵されている検索が含まれています。
- DlgValue() で現在は、DlgReal() および DlgInteger() によって作成されたフィールド用のスピナー増分を変更することができます。
- Create TextMark コマンド(TextMark チャンネルを有効したサンプリング中に使用可能)では現在、最新のテキスト・コメント10件を記憶します。
- y 軸がロック状態になったオーバードロー・チャンネルのグループが 1 つあり、グループ・オフセットが 0 の場合、全チャンネルの水平方向カーソルすべてが可視状態となり、ドラッグ可能です。以前は、グループの中で一番上部のチャンネルに属する水平方向カーソルのみが可視状態でした。
- デジタル・フィルターを適用して新しいチャンネルを作成するときは、新しいファイルのチャンネル注釈にソースのチャンネル番号およびフィルターの説明が保持されます。
- SonFix アプリケーションが更新され、不正なブロック・サイズのある削除済みのブロックを保持している未使用のチャンネルについての問題が修正されています。
- 現在はデータ・ファイルを Spike2 にインポートしたとき、ファイル・タイプの一覧がアルファベット順で並び替えられるため、特定の形式を見つけるのが簡単になっています。
- DSI インポーター::DSI データ形式のバージョン 5 では暗号化されたファイルを使用します。これらのファイルを読み取るには特別の DSI USB ドングルを購入する必要があります。詳細については、CED までお問い合わせください。以前の形式を読み取るには、このドングルは必要ありません。
- Biopac インポーター:現在はバージョン 45 形式のファイルを取り扱います。
- MED64 インポーター:ファイル内のすべてのデータ・セクションを 1 つの連続したストリームに結合するための新しいチェックバックスがあります。出力ファイルは現在 128 チャンネル用のスペースと一緒に作成されます(そのうちの 64 でインポートしたデータを保持します)。これによって、可能性のあるすべての入力波形から WaveMark チャンネルを作成できます。
- Axon インポーター:このインポーターは現在 PClamp 10 で使用されるバージョン 2 のライブラリーで作成されたファイルを受け入れます。
- CED CFS インポーター:現在は倍精度浮動小数点として保管されているデータ・チャンネルを保持するファイルのスケーリングを正しく行います。
修正された箇所
- FileOpen() スクリプト・コマンドでは、外部のファイルと併用時に問題がある(例、ファイルが見つからない)と、現在はエラーが出されます。以前は、エラーが無視されました。
- Spike のクラスタリング・ウィンドウを使用して限定した時間範囲を解析した後に、WaveMark の編集ダイアログでそれ以降の時間範囲に変更すると、「無効な引数が検出されました」のメッセージ・ボックスをトリガーする可能性がありました。また、オンラインのデータをクラスターすると、特にディスクへの書き込みをオフにしている場合、このエラーをトリガーする場合がありました。
- 「すべてのチャンネルで同じ X を使用」を用いて XY ビューに Measure を使用し、その後で「Copy As Text」を使用すると、最初のチャンネルのデータ・ポイントが非表示の場合には、コピーした x 軸の値を出力から省略することが可能でした。
- FileSaveAs(name$, -1) スクリプト・コマンドと保存していないタイムビューのファイル・メニューの「Save As」の使用は、必ず Spike2 に x 軸の範囲の再計算をさせることになりました。最大 x 軸時間は、ディスクに保存されるチャンネルに書き込まれる最後のデータ・アイテムで、メモリー・チャンネルとバーチャル・チャンネルは含まれません。以前は、データがディスクに保存された後にメモリーまたはバーチャル・データ・ポイントがあった場合、データの保存後の画面の表示は正しくありませんでした。
- 最低で3本のバーチャル・チャンネルを作成し、番号が一番低いチャンネルを削除した後に、削除したチャンネルを置き換えるために新しいバーチャル・チャンネルを作成すると Spike2 をクラッシュする可能性がありました。
- Rate モードで表示されているチャンネルの y 軸を最適化すると、表示されている範囲は必ず 0 から開始し、バージョン 5 と一致します。
- WaveMark の編集ダイアログの「Online Update」ボタンのラベルが正しく付けられていませんでした。
- ソース・ファイルへのサンプルを続行している間にデータを Matlab ファイルにエクスポートすると、Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- DCRemove チャンネル・プロセスでチャンネル上のしきい値のクロッシング用のアクティブ・カーソル検索を使用して新しいチャンネルを作成すると、サンプリングの実行中に Spike2 をハングアップさせることがありました。
- スクリプトを使用して「Rectify」のチャンネル処理で波形チャンネルのオフセットを変更する場合は、チャンネルで現在はデータが描画し直されます。以前は、y 軸のみが描画し直されました。
- FontSet() が非テキスト・ビューと一緒に使用されると、flags% 引数の状態を問わず、イタリック体を設定しました。
変更された箇所
- Spike2 によって使用されるファイル・アイコンが変更され、色のより高い解像度がシステム大部分で利用できるメリットをもたらしています。
- ヘルプ・システムが WinHelp からコンパイル済み HTML ヘルプへ変更されています。新しいヘルプ・システムは Vista に対応しています(ただし Windows 95 には対応していません)。
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2007年3月 |
6.03 |
新しくなった箇所
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- スクリプト言語は現在、スクリプト・ファイルをスクリプトに挿入するための #include 記述文をサポートします。デバッグ時に、包含ファイルに区切点を設定して、その点に介入することができます。
- 現在、カーソル・メニューから、あるいはカーソルの右クリック使用のいずれかで、インタラクティブに垂直または水平カーソルの位置を正確な値に設定することができます。
- 現在、カーソル・メニューから、あるいはカーソルの右クリック使用のいずれかで、インタラクティブに垂直または水平カーソル用のユーザー設定ラベルを設定することができます。
- DlgCreate() スクリプト・コマンドでは現在、複数のモニター・システムのなかの特定モニター上にダイアログの位置を決めることができます。
- 既存チャンネルの複製であるメモリー・チャンネルを作成するための新しいメモリー・バッファー・コマンドがあります。
- MemChan() スクリプト・コマンドは現在、既存チャンネルから設定を全部複製するメモリー・チャンネルを作成することができます。
- 新しい Poly() バーチャル・チャンネル関数では、Ch(), Sqr(), Cub() などを使用するより一層効率良く、最高 5 次までの多項式をチャンネルに適用することができます。これを使用して非線形較正で変換器を訂正することができました。
- 新しい WPoly() バーチャル・チャンネル波形生成関数では、最高 5 次までの多項式を時間に生成することができます。
- 新しい WT() バーチャル・チャンネル波形生成関数では、2 つの時間の間に線形の傾斜が生成されます。
- ユニット領域を持つ形状に各イベントを置き換えてイベントを波形に変換するバーチャル・チャンネル関数 EC()、ET()、ES()、EG() は拡張されており、非対称形状を作成させることができます。また、指数形状を生成する新しい関数 EE() もあります。
- 曲線フィットの削除は現在、記録できる操作です。
- メモリー・バッファーのインポート・ダイアログは現在、使用した最後のモード設定を記憶します。
- DlgChan() スクリプト関数は現在特別アイテム、「なし」、「選択済み」、「すべてのチャンネル」、「表示」をアレイとして通ったチャンネルに追加することができます。また、チャンネル・タイプ、たとえば「(波形)」は、一覧に表示しないを求めることも可能です。
- メモリー・バッファー「アイテムの追加」と「アイテムの削除」の各ダイアログ・ボックスで、ダイアログを開いたときに時間フィールドに示されるアイテムの推定処理がより正確に実行されます。
- サンプリング用に開いているデータファイルが存在するときに、サンプリング構成ダイアログを開くと、現在は弊社ですべてのコントロール(シーケンサー・ページにあるものを除く)が無効となるようにしています。以前は、ダイアログを閉じるときに変更は破棄されましたが、設定を変更することは可能でした。
- 時間ビューで、マーカー・コード付きのチャンネルのラスター表示では現在、WaveMark データ用の色コード・セットを使用して描画された各アイテムのコードが示されます。
- シーケンスをコンパイルするときにデフォルトのシーケンサー間隔を報告・変更することができ、同時に実行中のシーケンスのクロック・レートを報告・変更することができる、新しい SampleSeqClock() スクリプト・コマンドがあります。
- テキスト・シーケンサーは現在、SET に加え SCLK と SDAC 命令をサポートしています。
修正された箇所
- 6.00 ~ 6.02 のバージョンでは、結果ビューの MinMax() スクリプト・コマンドでは x 軸の値を使用して、検索範囲を設定し、最小と最大の位置を返していました。Spike2 の以前の全バージョンに一致させるために、現在はビン番号が使用されています。
- スイープの終わりの直前に生じる短いギャップを持つ波形データの平均を取ると、ビン当たりの個別計測値とトリガーに対する調整が有効になっている場合に、クラッシュを起こす可能性がありました。
- スクリプトからバーチャル・チャンネルを作成するときに疑似の「データの読み取りエラー」を生成する可能性がありました。
- ユーザー定義のダイアログの DlgChan() エントリーでチャンネルなしのときに、表示されるフィールドは空白となり、フィールドに DlgShow() によって返される値は 1 でした。フィールドは現在「なし」にセットされ、返される値は 0 となっています。
- WaveMark チャンネルまたはギャップを持つ波形チャンネルの波形相関を取ると、Spike2 をクラッシュさせる可能性がありました。
- 依存しているチャンネルが削除されたり、追加されたりしたときに、バーチャル・チャンネルが常に再描画されるとは限りませんでした。
- バーチャル・チャンネルで RM()、RMC()、IF() または IFC() コマンドを使用した場合に、ソース・チャンネルが変わった場合にチャンネルで常に再描画が行われるとは限りませんでした。
- 結果ビューのバーチャル・カーソルの動きの記録では、位置がビン番号の代わりに使用されました。
- 水平方向のカーソルの動きの記録では、不正なチャンネル番号が設定されました。
- マーカー・フィルター・セットを使ったチャンネルでの後方検索は常に正しく実行されるとは限りませんでした。最も普通の状況は、RealMark データが正しく描画されないことでした。
- PlayWaveCycles() スクリプト・コマンドを使用して再生領域のリンクが張られた一覧の一部であるサイクル・カウントを変更した場合、サイクル・カウントの変更は常に次の領域の再生で起こるとは限りませんでした。
- タイムビューでラスター表示のトリガー・チャンネルを変更しても画面の更新は起こりませんでした。
- 現在サンプリング構成を、1 マイクロ秒でない時間ベースを有するデータファイルから読み取ることができます。以前はこれによって不正なサンプリング・レートが一緒にインポートされました。
- スクリプトを使用してカーソル領域、またはカーソル値ダイアログを閉じると、Spike2 をクラッシュさせることがありました。
- 現在は、Micro1401 mk II 用のサンプリング時間のベースを 2 マイクロ秒以下に設定することができます。
- バーチャル・チャンネルのアクティブ・カーソルの後方検索では、検索がファイルの始めに近い部分で開始した場合、Spike2 をハングさせたり、機能を見つけることができない場合がありました。
変更された箇所
- MinMax() スクリプト・コマンドがバージョン 6.00 で不注意に変更されていましたが、バージョン 6.03 で復元されました。
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2006年12月 |
6.02 |
新しくなった箇所
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- 現在 WaveMark の編集ダイアログはスパイク衝突分析をサポートし、対をなすスパイク・テンプレートと記録されている波形を比較することにより、2 つ結合したスパイクを分離します。
- クラスタリング・ウィンドウでは現在、WaveMark の編集ダイアログの現行スパイクに対応するドットが点滅表示されます。
- 既存のテンプレートに基づいてクラスターを生成する新しい方法が 2 つあります。相関に基づくクラスターとエラーに基づくクラスターです。
- 測定値に基づいてクラスターを作成し、再解析コマンドを使用すると、現在は変更内容が適用されその効果を見ることができます。これによって、測定設定ダイアログを閉じてからまた開くという手順を省くことができます。
- オーバードロー WaveMark のモードで複数のトレースを使用してスパイクを描画する場合、現在これらのトレースは、互いに上下になった状態ではなく、隣り合った形で表示されます。
- オーバードロー WaveMark のモードで現在スパイクの形状は、点を直線で結んだ形ではなくスムーズな曲線(補間には 3 次スプライン使用)として描画されます。
- オーバードロー WaveMark のモードで、Alt+Ctrl キーを押したままの状態でクリックしてドラッグすると、イベントを選択してコードの付け直しを行うことができます。
- 現在は、外部エクスポーターの概念があります。これによって、ユーザーはタイム、結果、XY ビューのデータを別のファイル形式に保存することができます。このエクスポーターは、エクスポート・フォルダ内の DLL によって拡張子 sxl で実装されます。エクスポーターに関するマニュアルはこのフォルダに含まれる予定です。最初のエクスポーターが MATLABTM ファイルを書き込みます。Spike2 のインストール時に利用可能なエクスポーターから選択することができます。
- Spike2 のインストール時に MATLABTM のコピーと通信する MatLabXxxx() スクリプト・コマンドを含めるかどうかを選択できます。
- FileSaveAs() は、外部エクスポーターをサポートするために拡張されています。
- スプレッドシートを RealMark チャンネルと一緒にコピーすると現在、チャンネルに 2 個以上のアイテムが含まれている場合、表示されたアイテムが出力され、3 次スプライン補間法もサポートされます。主成分データを表示するときに、現在は「イベント時間」を選択して Z 軸値を置き換えることが可能です。これによって、クラスタリングの変化を時間の関数として視覚化することができます。
- SetResult() スクリプト・コマンドでは、現在エラーを扱う時に合計モードではなく平均値設定のフラグに 1 を加えることができます。
- このバーチャル・チャンネル・ダイアログでは現在、前に使用された公式が記憶されます
- 現在、「Alpha Med Sciences MED64」ファイル用の新しいファイル・インポーターが 1 つあります。このインポーターでは、サイズを問わず入力ファイルは処理されますが、出力サイズには 2 GB の制限があります。インポートするチャンネルを選択して、出力ファイルのサイズを減らすことができます。
修正された箇所
- FilePrintVisible() スクリプト・コマンドは現在正しく作動します。
- スプレッドシートのコピーではこれまでと異なり、RealMark チャンネルのコピー中にハングすることはありません。
- RM() データを保持するバーチャル・チャンネルの保存は現在正しく作動し、信頼することができます。
- 2 点だけのRealMark データの 3 次スプラインでは、点を直線で結ぶ代わりに、0 での水平線として描かれました。
- 6.01 バージョンでは、キーを XY ビュー内でドラッグした場合、ドロップするまで移動しませんでした。
- コマンド呼出ヒントと自動完了はスクリプト・ファイルの終わりで入力しているときは正しく作動しませんでした。
- DC 削除プロセスを、DC 削除時間の期間より短い間隔を持つチャンネルに添付した場合、常にチャンネル・データが正しく描画されるとは限りませんでした。
- スパイク形状ダイアログでそれほど重大でない描画バグは修正されます。
- ピクセルあたり 2 個以上のビンで ロック、オフセットされた y 軸を持つ複数のチャンネルのヒストグラムは現在正しく描画されます。
- YAxisLock() スクリプト・コマンドではウィンドウが塗り直されましたが、複数のチャンネルに適用された場合表示がちらつく原因となることがありました。
- マルチ・チャンネル・システム対象のデータファイル用ファイル・インポーターは現在、16 ビット・データを保管するファイルで正しく作動します。
- 欧州データ形式(EDF)ファイル用ファイル・インポーターは現在、データ・ブロックあたり複数のイベントを持つ注釈チャンネルを処理することができます。
変更された箇所
- オーバードロー WaveMark の表示モードではスムーズな曲線として波形が描画され、複数電極のトレースは互いが上下になった状態ではなく、並列した形で表示されます。
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2006年9月 |
6.01 |
新しくなった箇所
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- チャンネル処理ダイアログでは現在、チャンネル処理の現行セットを選択したチャンネルすべてにコピーすることができます。また同じことを行う ChanProcessCopy() スクリプト・コマンドもあります。
- FIR フィルターの係数の最大数がユーザーからの要求によって、511 から 2047 に増加されています。
- ReRun() スクリプト・コマンドでは現在、再実行が行われた時刻が返され、再実行ファイルがオフラインの波形出力にリンクしている場合は報告も行うことができます。
- オフライン波形出力ダイアログ(および Playoffline() スクリプト・コマンド)では現在波形出力の手順でデータ・ファイルを再実行することができます。
- OverDraw WM モードで描画されたスパイク形状チャンネルで Alt+マウス・クリックを使用すると現在は、そのスパイク内の x 位置が報告されます。
- カーソル位置とカーソル値の各ダイアログ・ボックスでは現在実際のカ―ソル位置を使用してカーソル位置、位置の差、その差の逆数が報告されます。時間ビューのティックまたは結果ビューのビンの回りのカーソル位置ではありません。
- 波形平均値で、現在トリガー位置に対してデータを調整する方法が選択できます。次の中から選択することができます:次点、最近点、2 次または 3 次スプラインの波形補間。同じことを行う、ChanProcessCopy() スクリプト・コマンドの追加引数があります。
- 波形平均には、ギャップがある波形チャンネルを扱う平均計算で各ビンに寄与するデータ・ポイントの数を計数するオプションがあります。スクリプト言語には、これを有効にする新しいフラグ・オプションが SetAverage() と SetResult() にあり、BinError() が拡張されて、ビン計測値にアクセスすることができます。
- 新しい Ceil() と Floor() スクリプト機能は、実数または配列を次に大きいまたは次に小さい整数値に変換します。
- FIR フィルタ・ダイアログで現在、非常に少ないデータ・ポイントを持つ時間ビュー・チャンネルを取り扱うことができ、その波形表示は時間ビュー・ウィンドウでより正しく調整されます。
- テキスト・ビューに検索と置換ダイアログ機能を与える新しいスクリプト機能 EditFind() と EditReplace() があります。
- 現在、XY 描画モード・ダイアログに新しく加えられた 2 つのモードと XY ビューの色ダイアログの新しいアイテムを使用して、XY ビューのデータのチャンネルを埋めて、フレームすることができます。XYColour()、XYJoin()、XYSetChan() スクリプト・コマンドはこれに一致させるため拡張されています。
- マウスが付いていないコンピューター・システム用として現在、スクリプト・デバッギング機能(step、step in、step outなど)のショート・カット・キーがあります。
修正された箇所
- ファイル・メニュー → リソース → リソース・ファイルの適用コマンドは現在、リソース・ファイルを適用する前にバーチャル・チャンネル全部を削除します。以前は、リソース・ファイルにバーチャル・チャンネルを複数回適用すると、同じチャンネル番号が付いたバーチャル・チャンネル、全部の複数コピーを取得することが可能でした。
- チャンネル仕様の正しくない文字列を描画モード・ダイアログに入力すると Spike2 をクラッシュさせることがありました。
- 波形として描画された RealMark チャンネルでの MinMax() スクリプト・コマンドでは、どの ChanIndex() アイテムが表示されていたかには注意が払われませんでした。
- 時間ビューでのレート・モードによる描画は時間軸の非常に高率の拡大機能において向上しました。
- ディスクベースのチャンネルがFIRよって作成されたとき、または IIR フィルタリングが不正ソース・チャンネルを一覧したときには、自動のチャンネル・コメントが生成されました。
- グループ化されたオーバードロー WM チャンネルの最初のチャンネルを削除しても、これまでと異なりオーバードロー WM チャンネルが画面のスクロールした領域に表示されることはありません。
- バーチャル・チャンネルの IF() コマンドは、長いギャップがあるイベント・チャンネルで問題がありました。これが、表示の非常に時間がかかる更新または表示されないことの原因でした。
- 記録時に、ChanSave() スクリプト・コマンドによって元のチャンネルと宛先のチャンネルが取り替えられました。
- 現在チャンネルがバーチャル・チャンネルの場合は、VirtualChan(chan%, 0) を使用してテストすることができます。
- バージョン 6.00 で、カレットがテキストの終わりにあった場合にテキスト・ビューに対して発行されたRead() スクリプト・コマンドが -1530(ファイルの終わり)を返すべきところなのに 0 を返しました。
- Alt + マウス・クリックを使用して時刻モードで x 軸を使って測定を行うとき、表示される x 軸の時間の差は現在正しくなっています。
- テキスト・エディタで、コードの一部を折り込み、その後でその折り込みのヘッダ行を削除すると、ヘッダは削除されましたが、折り込まれたテキストは非表示のまま残りました。
- スクリプト MoveTo() と MoveBy() コマンドは現在以前のバージョンの Spike2 の動作に一致しています。
- Print() または PrintLog() を使用してテキストをテキスト・ウィンドウに追加すると、「\n」は現在テキスト・ウィンドウでは「\r\n」と解釈され、以前のバージョンの Spike2 の動作に一致します。
- 引数としてゼロ長の配列をスクリプト関数へ渡そうとすると現在は、より有効なエラー・メッセージを受け取ることになります。
- Spike2 では正しく処理されなかった行の背景色を変えことによってスクリプトのエラーが示されます。エラーが解消した後もこの色の変更をそのままにしておくことが可能でした。
- Grass-Telefactor PolyView インポーターは現在ファイルとファイル注釈テキストの両方を正しく扱います。
変更された箇所
- 新しいチャンネルを作成すると、Spike2 はその新しいチャンネルに最も近い番号を検索し、その次に新しいチャンネルを表示します。新しいチャンネルがグループの1つであった場合には、これがグループを分割する結果となりました。現在新しいチャンネルはグループの次に表示されます。
- 音検査図の y 軸の初期範囲は現在、チャンネルのサンプリング・レートから計算されます。瞬時と平均の各周波数表示の初期 y 軸範囲は現在、そのチャンネル用に設定された持続イベント・レートの 2 倍に設定されます。以前は、この範囲は 0 から 100 Hz を表示するように常に設定されました。データ・ファイルと関連するリソース・ファイルとを一緒に開くと、以前と同様に、最後に使用した範囲が適用されます。
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